吹き荒れる風に涙することも

幸せな君を只願うことも

泣き喚く海に立ち止まることも

触れられない君を只思うことも同じ

空は明日を始めてしまう

例えあたしが息を止めても

永遠なんていう言葉は鼻につくから

いっそのころ安っぽいイミテーションでいい


いずれ涙も枯れゆくなら残された時の中で抱いて

せめて身体だけ溶けあうなら汚れてもかまわない

抜け殻を焼き尽くして


いくら綺麗な約束もウソになるなら

口づけでいまわしいカルマをとめて


やがて痛みもなくなるからまだ胸がうずくうちに抱いて

深く深く感じられるなら汚れてもかまわない

悲しみを焼き尽くして

今ならあの夜を越えられるかな

君の涙に答えられるかな

胸も苦しくて張り裂けるほど

全部、君だった


雨も雲も街も風も窓も光も

全部、君だった

冷めた朝も夜も微笑みも涙も

全部、君だった

二つに一つの答えを心を弾き出すその前に

愛しい恋人よ 抱きしめさせてくれよ


錆び付いたままの心の扉を叩いたのは君だろ?

愛しい恋人よ ここから さぁ、飛び込もう

心が死ぬまで口付けを 気が狂う程甘く

毒になってこの鼓動止めてくれよ 今夜

確かな絆なんてなくて 其れほど儚くて

君を愛してしまった


最後の言葉に餞を 凍える程熱く

過ちさえも純粋な日々と呼べる

容易く取り繕える程安易な物じゃない

全て終わってしまった

気持ちはずっと見えなくて言葉はもっと悲しくて

涙が渇れるなんて嘘だと理解った

一人にしないで もう察して彩めて

どの言葉も君の部屋ではすり抜けていくの

乱れて眠ってそれ以上を教えて?

笑顔の問いに迷う吐息 月だけが見てる