アメリカのマチス国防長官と、小野寺防衛大臣とが今月下旬に会談とのニュースを電車内で見かけました。ふ~~~ん、またマチスさん、日本に来るんだ…。
あっ…「マチスさん来日」とは限りませんね…。
アメリカまで小野寺さんが行くかもしれません、日本はアメリカの属国で、アラスカ等に次ぐ“○番目の州”というのがもっぱらの噂ですから…たぶん、小野寺大臣がアメリカまで“朝貢(ちょうこう)”に行くのでしょう(そうすると…今日のタイトル「狂犬マチスがやってくる!」は少々“勇み足”っぽかったです)。
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「マチスさん」ネタ…わたしはたくさん持っています(笑)
でも…きょう…わたしが考えたいのは、
「狂犬マチス」という…かれのニックネーム(注1)。
(注1)「ニックネーム」とまで言っていいのかはわかりませんが…テレビの
「早押しクイズ」で「“狂犬○○○”と言えば、ズバリだれ?」と出題されたら、
即座に出場者はボタンを押し合うはずです。「狂犬」と言えば「マチス」、
「マチス」と言えば「狂犬」というのは国際社会では常識です。
たとえば、小野寺防衛大臣との会談の場で…
小野寺大臣が、
「は~~い、狂犬マチス、ハウ ワー ユ~?」とでも言えば、マチスさんもなんとか笑ってくれると思いますが(苦笑い?)、
「は~~い、狂人〔気ち○い〕マチス」と言ったら…おそらく外交問題に発展すると思う。
地下鉄車内のニュースより(撮影:2018年5月13日)
でも…待って。
ちょっと考えてほしいんだけど…
「狂犬」はまだいいけど…、「狂人」はNGって…変じゃない?
マチスのことを「狂犬」呼ばわりするってことは、
(1)「狂っているし」
(2)「パッと見…かれは人間の姿をしているが、ほんとうは犬なんだぜ」
って…2重の意味で、マチスさんのことを貶(おとし)めていますよね?
「ヤツはいちおう人間ではあるけれども…ちょっとイカれていやがる」と言うほうが、相手の貶め方は軽いはずですけど…どうして、その“軽い”ほうの「狂人」あつかいがNGなのでしょう…?
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あるいは…結婚相手で、
狂人と結婚するか、
狂犬と結婚するか、
…という選択肢を出されたら、みなさんはどうしますか?
わたしは犬好きなので、狂犬を選ぶかもしれませんが、…でも…その狂気が収まったあとに…
狂犬は…(ただの)犬になり、
狂人は…(狂気が去って)ヒトに戻るわけです。
呪文(や魔法)が解けて…もどる姿が…
犬か、人間か…
で言えば、たぶん…ふつうは相手が「人間」に戻ってくれたほうがいいと思うんですケド(注2)。
(注2)ワンちゃんは、あくまでもペットとして飼うから、バランスが取れるわけで
犬を抱いて市役所などに「婚姻届」を出しに行くのは、けっこうシンドイと思います。
ソウスルト…狂ッテイルノハ…犬デハナクテ…アナタノホウダ…ト言ワレテシマウカモ。
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いまは…
「狂う」とか「気ち○い」とか…言ってはいけないそうなのです。
でも…どうして…そういうコトバを使ってはいけないのダロウ…。
相手を傷つけるから…?
アホらしい。
いわゆる政治家の…「インギン無礼」な答弁で、どれだけ多くの人が傷つけられていると思っているの…?
相手に「気ち○い」という言葉を投げかけて、言われた方が傷つくというのなら「馬鹿」「アホ」「まぬけ」「ぼけ」…といった言葉もすべて“放送禁止用語”にしないといけません。
これね…わたし…ある人から聞いたのですが、「狂う」とか「気ち○い」などの言葉に〈眉をひそめる〉っていう行為そのものが…
「コトバへの差別」ではないか…って。
この指摘…すっごく強く…わたしの胸に響きました。
そっかぁ~、
わたしたちは人種差別や“障害者”差別以外にも、そんなところでも、わたしたちは、うま~~~く巧妙に差別をしていたというわけか…。
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そうなのです…
トランプ大統領が来日したとき、…北海道に住む一般の女性がとてもうまい川柳を詠んでいました。
妻たちに「平和」と書かせ 武器売買
昭恵さんと、トランプ夫人とが、どこかの小学校を訪問して(←ここがまたワザとらしいこと。どうして高校や刑務所を訪問しないのでしょう?よりによって小学校とは!)、お互いに毛筆で半紙に「平」「和」と一字ずつ書いたのでしたっけ…、とにかく…ふたりのファーストレディが「平和」と書いたのです。
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好きな言葉を書いてください…という時だって、
「平和」「純愛」「仲よし」「笑顔」「(ひとつぶの)涙」…なんていう言葉は、人に喜ばれます…、
それを…
「狂人」「対立」「つかみ合い」「泣き顔」「糞尿」とでも書いたら、相手からあんまりいい顔されません。
でもね…「平和宣言都市」なんて看板だけ出して…福祉や健康について無関心な自治体よりも、
「ビバ!糞尿 健全なるお通じ」と大書してあって、福祉も健康についても自治体が手厚くケアしている都市に、わたしは住みたいです。
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…そういうこと書くと…またまたわたしのことを諌(いさ)めるような人がいて…わたしは辟易(へきえき)としてしまうのです。
あるいは…平気な顔をして
「詩乃ちゃん、そうじゃないでしょ?」
「〈平和宣言都市〉と書いてあって
『福祉や健康について自治体が手厚く
ケアしている都市』のほうがいいに決まっんじゃん!」
と…いうようなことを言って来る人がいるのです。
そういう人って…「現実を知らない人」つまり「世間知らず」であり「ボンボン」です(Hideoさんが言うところの「良家のお嬢さん」)。そんな…自治体…「真っ赤なブルー」をどこを探しても無いのと同じく…あるわけないです。
「わたしは親切です」とわざわざ襷(たすき)をかけている人は、たいていペテン師や詐欺師です。「わたしは親切です」ってわざとらしくタスキをかけていて…本当に親切な人なんて…いるわけないでしょ?(例:丸い三角)
わたしだって…それぐらいのことは、わかっているのです。
※
「コトバへの差別」という問題は、また改めて考えるとして…
わたしがシンプルに心配しているのは、
ある言葉を無くす〔=意図的に使わないようにする〕ことで、本来の見るべきものが見えなくなる(ことがある)…ということ。
わかりやすい例として、差別語の問題などがあります。
「これは差別語だから使わないようにしよう」という態度は、一見…いいように見えてそうでない場合もあります。
例えば、今…「障害者」と、3字とも漢字で書かない自治体などが増えています。
どう書くか…っていうと「障がい者」。
これは…(わたしが聞いた理由のひとつは)「害虫」という言い方もあるので…「~害者」という字面(じづら)が悪いということで「障がい者」と表記するようになったとか。
ほかにも理由はあると思いますが…そういう自治体では
「障がいを持つ人たちとともに作り上げる共生社会…」とか、
「共生社会の実現に向けて…」などと
(自治体が作る)パンフレットには、たいてい…
いわゆる美辞麗句のたぐいが書かれているのです。
※
わたしも、一時期…「障害者」という表記の仕方について考えた時期もあります。
そういう言葉が使われて傷つく人がいるのなら、その使用には慎重でありたい…と思うからです。
でも…
「〈障害者〉を〈障がい者〉と書き換えた程度で、ぼくたちショウガイ者の受けて来た差別が無くなるわけではない…」
ある人の…こういう発言を聞いて…「障害」「障がい」という字面だけにこだわることは意味が無い…、むしろ…「障がい者」と書き換えて…「ふぅ~、これで一件落着」なんて胸をなでおろしているほうが具劣である…と思うようになりました。
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むずかしいのです…、
コトバの問題って。
そう言えば…
「狂牛病」は「BSE」に言いかえられて…(一件落着!?)
でも…
「狂犬病」のほうは、まだそのまま…。
それはいいんでしょうか…?
ワンちゃんたちのために代弁したいのですが…
ワンちゃんたちは…「狂っている」のですか?
ほんとうは…とても悲しんでいるのではないですか?
あるいは…痛がっている…?
もし…ワンちゃんたちが痛がってそれを痛切に訴えているとしたら…、
「狂犬病」という名称そのものがオカシイです。
それなら、「イタイイタイ病:わんちゃん版」とでも名づけてあげないと…。
※
そういうわけで…きょうは
マチスさんのことを「狂人」と呼ばずに「狂犬」と呼ぶのはドウナノヨ…ということから考え始めましたが…、
マチスさんは「狂犬」なのか…ということ以上に、
ワンちゃんたちは本当に狂っているのかという問いのほうが、
目に見えない隠れた問題だと思います。
◆ ムズカシイなぁ…差別の問題(2016年10月10日ブログ)
