世間的には、いちおう“文豪”と呼ばれている森鷗外(1862~1922)ですが…あの人…本職は“軍医”なんですよね。

 

 いろいろと書きたいことはあるのですが、ガマンすることにして…(注)

 鷗外さんのヒミツ…ひとつバラしていいですか。

(注)何を隠そう、…わたしはけっこう鷗外がスキなのです。

 

 あの人…してますよね…。

 

 東大医学部に入るのに、2歳ぐらいごまかして入学していませんか…?笑

 

 卒業した時に19歳ぐらいだったから(たしか約70人中…8番ぐらいの成績だったのでした)、入学したのは12歳とか13歳ぐらいで…書類(いまで言う願書?)をごまかしたか…優秀な鷗外(このときは林太郎少年)のことを東大も認めざるを得なかったような記憶があります…。

 

 まぁ、これは今でいう、将棋の藤井少年みたいなものでしょうね。年代は「中学生」なんだけど…羽生名人とか、7段、8段クラスの名だたる強豪を連破しちゃったら、将棋連盟にしたって、藤井少年に5段とか6段とかを授与せざるを得ない…、たぶん林太郎少年の場合も、そんなところだったのではないかと推察します。

 

 

これ…近所の国語の先生から見せてもらった古事記のテキスト。

「訂正古訓古事記」と読めます…、つまり、古事記の今までの読み方を検討し直して、

新しい読みかたにしてみました…ってことですね。あっ、それは今でいう

“新解釈”ってことですね、オモシロイ~♪

 

 その頃は、日能研も四谷大塚も無かったでしょうし…、

 「お受験」に向けて、林太郎少年はどんな勉強をしていたのでしょう…?

 

 チューリップ

 

 でも…おそらく林太郎少年は東大医学部に入るのに、進学塾には通っていないと思います。そんなものは、人間にとって必要ないのです。最近でも…たとえば上に書いた藤井6段(いま15歳)以外にも、卓球でも水谷選手が脱帽したものすごい14歳ぐらいの選手がいますよ…。

 

 昔は、“成人”する年齢(つまり元服)も、14、15歳だったわけですけど、それからすると…別に、14歳とか15歳とかが…いわゆる“早い”とか“まだ子ども”などと言うべきでは必ずしもなくて、きちんと教育(?)すれば、子どもはわたしたちが思う以上に、ちゃんとした“おとな”になるのだと思います。

 

 チューリップ

 

 

 

 2月23日のブログで、上の写真を紹介しましたが、…まぁ極端な話…アメリカ等が〈銃会〉として病んでいるとしたら、日本は…〈ゲ会〉で病んでいる…なんて言えないでしょうか。 

 

 だって…、ホントに、大のおとなの人が、電車内でも…(スマホで)水玉をはじくゲームなんかを真顔でやっているんですもの…。

 

 いいんでしょうか…、そんなことで。チーンあせるあせるあせる ワタシハダメダト思イマス…

 

 

1枚目の写真で紹介した『訂正古訓古事記』、中を開くと…こんな感じ。そうなんです…

『古事記』って、「夜露視苦(ヨロシク)」みたいに…いわゆる“当て字”で書いてあるから、

読みにくいらしいのです(事実、見ただけでクラクラ…うずまき)。 

 

 …で、ページの欄外を見てみると、こんなふうに「書き込み」が、びっしり。でもね…

長い人生の中である時期は、真剣に(受験勉強みたいなショボイことではなくて)

学問に取り組むということは大切なことだと思います。

 

 上の「古事記」本を見せてくれた国語の先生は、いつもわたしと文学のこととか、時に政治の話とかする楽しい先生なのですが、その先生がこのあいだ珍しく泣いていました(笑)。てへぺろ ラブラブ ラブラブ ラブラブ 

 

 ハハハ…一体、何ヲ泣イテイルノダロウ…と思って聞いてみると下の記事を見せられて、…私も泣きたくなりました(涙)。えーんあせるあせるあせるあせるあせるあせるあせる

 

 チューリップ

 

大学生の5割超、読書時間がゼロ 実態調査で初、

「本離れ」が顕著

2018年2月26日付 東京新聞

 

 

 全国大学生協連(東京)は26日、1日の読書時間について大学生の53%が「ゼロ」と回答したとの調査結果を発表した。半数を超えたのは、調査に読書時間の項目が入った2004年以降初めて。「本離れ」が若い世代で進行している実態が明確になり、アルバイトをする学生に読書時間ゼロが多いとの結果も出た。

 

 調査結果の分析を担当した浜嶋幸司同志社大准教授(学習支援)は、「高校までの読書習慣が全体的に身に付いていないことの影響が大きい」と指摘する。

 

 この調査は「第53回学生生活実態調査」。大学生の1日の読書時間は平均23・6分。ゼロと答えた学生は53・1%。

 

(共同)

 

 チューリップ

 

 この事態…深刻です。滝汗 滝汗 滝汗

 

 かなり前から言われていることですが…「大学」と名づけられている施設が“大学”ではなくなって…「遊園地」になってしまっているわけですよね。

 

 わたしが、経済産業省とか裁判所とか…政治家、公務員の人たちの日々の活動を“サークル活動”と呼ぶように、本当は「大学」“遊園地”と言わなくてはいけないのかもしれませんね。

 

 親 戚:「○○ちゃん、ひさしぶりに会うと大きくなって…、

    いま何をしているの?」

 大学生:「うん…、ぼくいまは毎日遊園地に通っているんだ

    毎日が楽しくてしょうがないよ」

 

 チューリップ

 

 こういう事態をどうすればいいのか…。

 

 こういう時代(や社会)になってしまったのには(複合的な)原因もあるし、長い時間かけて出来て来たものでしょう。

 

 だ か ら 、

 

プンプン 家庭教育を見直せ

ムキー 学校教育が元凶だ

 

 と、だれかが(例:詩乃ちゃん)どこかで(例:ブログで)書いたところで、事態はおそらく全然よくはならないでしょう。

 

 チューリップ

 

 ひとついえることは、昼間から「アルコールを自由に飲める環境」が改まらない限り…そのアル中の人は治らないように、昼間から「ゲームを自由に楽しめる環境」に中高生(や小学生)がある限り、「平成の森鷗外」は出て来ないでしょうね。

 

 森鷗外は…(記憶が定かではないのですが)漢文の素読などを幼少の頃から徹底的に教えられたそうです。

 

 だから、…わたしも声を大にして言いたい!!!

 

 

 

 

「鉄は熱いうちに打て」…と。

 

 わたしは“虐待”に類することはゼッタイ反対なのですが、

 この「鉄は熱いうちに打て」という格言もとっても大事なことだと思います。

 

 いまは…小中…高校生ぐらいまでのおよそ10年間を考えてみると「子どもをダメ(=廃人)にするようなこと」であふれかえっていますよね…。

 

 チューリップ

 

 わたしは、小中学校時代、まぁ…(甘やかして育てられるよりは)キビシめに育てられたほうですし、高校時代以降は自分で自分を律しながら生きて来たと思います。

 

 だから…改めて、いまの若いパパやママさんたちに言いたいのです。

 

 体罰に類することはダメだけど…鉄は熱いうちに打て

 

 具体的には、スマホは小中高生には…たぶん、必要ないです(注)

 

(注)その国語の先生が言っていました、今の高校生は百科事典を使えないのですって…。〈安楽死〉と〈尊厳死〉のちがいを百科事典で調べさせると〈安楽死〉の【あ】、〈尊厳死〉の【そ】の項目を引いて、そこに無いと…「載っていません」とか言うんですって…。オーマイガッ!それってオワッテイルでしょ…、要は「百科事典」の使い方を、オトナがきちんと教えていないのですよね…。百科事典も使えないのに「スマホがあると便利だ」ですって?ふふふ…笑わせないで。

 

 それよりも、毎月、子どもには(スマホ代が浮いた分)図書券を渡して、本を徹底的に読ませたほうがいいのです。

 

 

 

 本を読まない(=読めない)大学生って…

 カギのかからない金庫より、どうしようもないと思います。

 

 でも、子どもたちがそうなったのは、ですよね…。

 

( お し ま い )

 

 

  「心の眼」について(2017年3月17日ブログ