特に期待もしていなかった今回、ただプログラムがチャイコフスキーまみれだったので選んだだけだったと記憶している(購入が大分前だったもんで記憶曖昧)。

でも、大満足だったのです。何をおいても、ピアニストの

ダニール・トリフォーノフ!

また新星を発見した悦びで一日いい気分。
しかも、席が舞台から見て真右の2階。つまりうえから彼の弾くさまを見下ろす席だったのですが
ここがまた良かった。鍵盤の端から端を完全に自分の意のままにあやつる彼の動き、すべてあまさず見えましたよ。驚嘆の溜息の連続。

そしてアンコールに応えても、ショパンからくるみのピアノ編曲版(これまた高難度)、その曲の終わりにつなげてふるさとを弾いてくれるというサービスっぷり。

やはり、ピアノを弾ける人が一番恰好いいかもなぁ。

オケも良かったです。チャイコフスキーの交響曲第5番が大盛り上がりで終焉迎えたのち、
なんとアンコールを3曲も!
最後の曲は、無窮動。これ、今使っている篠崎3巻の最後に出ているんだけれど、あのテンポで、弾けるわけない...

彼らはこれから全国回って、最後に横浜に行くそうです。
空席がわりとあったのが残念でしょうがない。ただ横浜は、交響曲が6番なのよね。