テレプシコーラの卵達

夏休みの最後の一日は、南浦和で開かれているバレエコンクールを観に行った。出てくる子が随分大人びているので「最近の子の発育の良さはおそろしい」と思っていたが、休憩時間に調べてみたらなんのことはない、私は「小4～中1」の決選のつもりで出かけたのだがこの日行われていたのは「中2～高2」部門だったのだ。
わかりにくいんだよね。ジュニア部とか2部とか言い方が。
あ～ほんとは「テレプシコーラ」世代の子を観たかったのに。とは思ったけれど
いやはや見ごたえありました。頭も小さく、手足も長くなったなぁ日本人。
拍手もなく異様な空気。こっちも緊張した。
朝10時頃から始まって休憩挟みつつ18時半まで。一人最長3分まで、で170人の出場者。
審査する方も大変だとおもったけれど、親（主にお母さん）の苦労も半端ないだろうなぁ。

記憶力が悪くて、ちょっと前に観た踊りもすぐ忘れてしまう。やっぱりプログラム買ってメモつけながら観ればよかった。
でも表情もよかったエスメラルダの子や最後の方に踊ったジゼルの子など、印象づいた子はやはり賞を取っていた。よかったね～。

客席にも、会場周辺にもテレプシコーラの卵達がたくさんいた。
細い身体に大きなバッグを抱えて「私これからレッスン」と言ってる子がいた。
こんな小さな頃からハッキリと目標持って毎日を無駄にすることなく過ごしている、
それだけでも感心ものなのにその目標が「バレエ」だから要求される生活のストイックさも半端なものじゃない、それをずっと続けているんだ．．．と思うと感嘆のまなざしをおくることしかできない。

そして我が身を省みて、少しは彼女たちを見習おう、アイスも2本を1本にしよう、と決意だけは新たに汗を拭き拭き家路を急いだ。

というわけで今日は「ドン・キホーテ」！
コジョカル＆ムンタギロフだよ！
そういえば昨日はキトリを踊る子が少なくてびっくりした。人気と思っていたので。