水曜日の夜に行ったんですよ。
すごい。ボリショイの層の厚さを感じさせる、全員非の打ちどころのないようなスタイルなんですよ。一幕のパドトロワもそろってて素晴らしかったし、王子役も長身に長い手足でばっちしノーブル。乾杯の踊りで王子がしたがえる男の人達も全員○。
白鳥コールド登場シーンでは久しぶりにまともに美ビームをくらいました。よかったのは当然なので、以下は残念がゆえに印象に残ってしまったテンをいくつか。

音楽、ちょっと酷いよね。。。ボリショイ管弦楽連れてきたらしいけどさ、白鳥の湖なんてそれこそ定番のレパートリーでしょうに、いやだからこそ気の緩みが出たのか、でもでも今回がバレエ初というワクドキのお客様だっていたんだから、慣れてるからって一期一会の精神忘れずに演ってほしいわ!と、ロシア語が堪能なら言ってた。誰に。帰り道前を歩いてた金管らしき二人組に。

オデット/オディール役の人がいまいち好みでなかった。小柄で、言うまでもなく身体つきバランスはいいけど、私はもっと二の腕とか筋肉ついているのが好みなんだよ~。んで白鳥の動きも、ふぅんこんなもんか。て感じ。
でもポーズ綺麗ですわ。。

王子とオデットのパートナーシップがいまいち。

2幕ラスト、静寂になって後のタララタララ…って(全然伝わらないと思います)のが無かった!!びっくり!グリゴローヴィチ版を見たのはあんま無いから覚えてなかったんかなぁ私。


でも、道化もロットバルトも良かった。ロットバルトけっこう踊るし。しかしロットバルトって何がしたいんだろう。夜な夜な白鳥に変えた乙女を見て(踊って)楽しむのはまぁ変態的趣味だけど許すとして、でもあえてオデットの存在を王子に知らせて、んで二人がうまいこと恋に落ちたらオディールも用意して、しかも舞踏会で本来王様が座るべき席に悠々と座っているの見たときは笑いをこらえられませんでした。

クラシックチュチュってすけべおやじどもが、ダンサーの尻から脚までじっくり眺めるに好都合だからああいう作り(動きやすさもあるだろうけど)なんでしょ、白鳥の湖ではこのチュチュの揺れ具合が本当にいい効果を生み出しているよ。もちろんきれいな脚もよく見えるし。

実は今年はバレエを5回くらいしか観ていない!と判明。あと12月に2回だけ。
来年はもっとバレエをたくさん観て、全身全霊で美を感じ取らねば!