大阪公演も振り返りたいと思います。

静謐を制し制する音、大阪公演へと足を運んでくれた人たち

本当にありがとうございました。

大阪公演も名古屋公演同様に初めての「静」の世界でしたが、「心」が伝わったでしょうか?

「心」には美しい、清いとされる感情もありますが、
醜く、残酷、非情な感情というものも同時に存在、混在しているものだと思っています

なので、俺はそういう所も含めて「人間」であり、「心」なんだ、という部分も音を通じて表現出来たらと思って演奏しています

手鞠君の歌詞にも残酷なまでにもそれが描かれていたり、
自分の楽曲が海底にまで沈み込むかのような素敵な言葉が並べられていて、「静」の世界にも対なるものが存在していることを証明してくれています

祐弥のコーラスで透明感というものがより一層深みが増し、音楽なのに「透度が増す」という表現
がハマったりする

Sachiちゃんが華やかな音色を奏で横の振り幅を一気に拡げてくれるとするならば
手鞠君の歌や歌詞で縦幅が大きくなり、祐弥のサウンドと声で輪郭やその球体の色を濃くしてくれる

そんなイメージを描いているので、聴いてくれた人たちに伝わっていたら嬉しい限りだよ

Lay君は今回名阪ツアーでの参加になりますが、本当に一緒にやれて良かったお兄ちゃんです。
Lay君は俺が持つその球体に凄まじいスパイスをかけて、色に変化をもたらせてくれるスーパーベーシストだと思っています

自分が描くコンセプトをしっかりと尊重してくれて、その中で自分がやってみたい挑戦スパイスを見事に入れ込んでくれるアーティスト

Fatimaの時からずっと背中を追ってきたからね。

今でも何か大切なことがあったら一番に相談する存在です。

復活はあれど、Fatimaが解散したのは2005年6月

そして今は2017年3月

時を経てもこうして音を奏でていることもまた奇跡の時間とも言えるのではと思っています

何年経っても音というもので引き寄せあっている関係性もまた俺にとって宝物の一つになってます

みんなとの出会いもそう

音楽が好きである以上、またこうした縁があるということを信じて音を紡ぎ、大好きなメンバーと大好きなみんなと音楽を通じて共鳴していけたら嬉しいです

大阪公演も俺の想像を超える深い蒼を体感でき、笑顔に溢れた空間になりました

ストレート勝負が出来る大阪、やはり後ろにいるドラマーからして本当にテンション上がる

大阪公演もまた実現させたいから、一人でも多くの人達に触れてもらえるように俺は俺なりに自然体で届けていくのみ

「様々な心」を持つことが俺なりの自然体であり、みんなにとっても、ストレートに伝わる音だと思ってます

また逢おう、大阪

次は東京ファイナル

みなさん

お待ちしております。

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またね。
ではでは。



2017.3.16(thu)
OSAKA RUIDO(大阪府)
Soanプロジェクトwith手鞠 Oneman Tour『静謐を制し征する音~大阪編~

【Member】
Piano & Drums:Soan
Vocal:手鞠
Acoustic Guitar & Chorus:祐弥
Bass:Lay
Violin:Sachi(from 黒色すみれ)

【Set List】
1.『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』
2.『焦燥の日々の帷、憔悴する白雪姫(スノーホワイト)』
3.『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』
4.『林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。』
5.『投影された在りし日の肖像と云う名の亡霊』
6.『相対する質量の交錯する熱量 』
7.『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』
8.『正否の相違、或いは利害の不一致』
9.『sign...』
10.『そして君は希望の光の中に消えた』
11.『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』

en.『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』