目薬が一発で命中しません。
さて
こんにちわ。
『離婚しないモラハラ対策カウンセラー』
のJoe（ジョー）です。
読者の方から
質問をいただいたので、
一部内容を変えて
ご紹介の上、解説します。
そして、
近日中のメルマガで、
この場合、
どう対応するべきだったかを
配信します。
では解説します。
質問内容は、
以下のようなものでした。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
突然、
８万円の生活費を７万円に
減らされました。
私は、つい、
「７万円？」と
言ってしまいました。
そしたら
「今後は出金明細を全部報告して。」
と言われたので、
あいまいにうなずいてしまいました。
「７万円？」なんて
言わなきゃよかった。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
このパターンは、
モラハラの金銭的虐待として、
最もよくある、
モラハラ夫からの
仕掛け方です。
「モラハラ夫が
給料を渡さなくなる」
と聞くと、
一気に全部渡さなくなることを
想像される方が
多いと思いますが、
実際には、
１万とか２万円ずつを
何の予告も無く、少しずつ、
徐々に減らしていくパターンが
とても多いです。
むしろ、
モラハラの中では、
一気に全部渡さなくなるよりも
この少額ずつ減らすパターンの方が
多いです。
このように、
文句を言われないくらいの額を
じわじわ減らすのが、
モラハラの特徴です。
しかも、
少額を減らす場合は、
大抵、
何のキッカケも無く、
何も言わずに
「黙って」減らします。
金銭的虐待は、
例え少額であっても、
破壊的行為の一種です。
つまり、
あなたに渡す給料を
何の説明も無く減らすとき、
モラハラ夫は、
「欲望に任せて」、
捨て身の行動に出ています。
そして、
モラハラ夫が
破壊的行動に出た時は、
大抵、それを取り下げません。
給料を妻に渡さなくなる夫
というのは、
モラハラ以外にもいると
思うのですが、
それがモラハラ夫だった場合、
厳密に言うと、
自己愛性人格障害の夫だった場合は、
あなたがそれを指摘しても、
すぐに元の金額に戻すことは、
考えにくいです。
なぜかと言うと、
上で書いた通り、
モラハラ夫は、
一度踏み切った破壊的行為は
原則的に取り下げないからです。
なぜ取り下げないかと言うと、
モラハラ夫というのは、
本来、非常に臆病であり、
絶対に
自分は悪くないという
立場をとります。
そのモラハラ夫が
どう考えても、
言い訳のできない行為である、
「妻に渡すお金を減らす」
という行為に出る時は、
自分自身の恐怖心を麻痺させ、
異常な興奮状態になっています。
落ち着いているように
見えますが、
かなりの緊張と興奮状態です。
勢いで
押し切ってしまおうと、
覚悟をしています。
つまり、
自分がその
「明らかに許されない行為」
を認めたら、
お終いだという心境になっています。
下手をしたら、
その行為の事実を、
モラハラ夫の弱みとして
あなたに
利用されるのではないかという、
漠然とした恐怖のようなものを
感じています。
※モラハラ加害者特有の
心理状態です。
理解できない人はとにかく、
「モラハラ夫は、
一度踏み切った破壊的行為を
取り下げることを恐れる」
と覚えてください。
質問の例に戻りますが、
ここまでで
説明した理由によって、
質問のケースのように、
一度、
８万円の生活費を７万円に
減らされた場合は、
それを「すぐに」８万円に戻すのは、
かなり難しいというか、
よほど何か、
特別な状況でない限り、
モラハラ夫は
押し切ってきます。
そこにあるのは、
モラハラ夫の
後に引けない恐怖心です。
この質問の例では、
モラハラ夫は、
「今後は出金明細を全部報告して。」
と切り返してきました。
この主張内容自体は、
モラハラの中では、
かなり定番の返し方です。
妻が始めた
「生活費を減らした」
という話題を
一瞬で終わらせ、
「妻の金遣い」
の方に話をすり替えています。
その言葉の裏には、
「お前の金遣いが悪いから、
生活費を減らしたんだよ。
結局、お前のせいだね」
という、
意図が含まれており、
それによって、
「出金の全ての明細を
出せるわけない」
ということで
妻が言い返せなくなる
という効果を狙っています。
これ自体は
定番のやり方です。
ただ、
今回の場合の
モラハラ夫の切り返し方ですが、
もしも、
「今後は出金明細を全部報告して。」
という切り返し方が、
この通りの言い方であり、
なおかつ、
モラハラ夫が
落ち着いた口調で
これを言ったとしたら、
この夫は、
自分がする妻の支配に
相当に自信を持っていると
思われます。
もし、
自分がする相手の支配に
自信が無ければ、
この状況では、
もっと声を荒げるような
強い口調になり、
勢いに任せるのが普通です。
しかも、
「～を報告して」
という、
穏やかな口調には
なりづらいと思われます。
それはともかく、
この時、
モラハラ夫が言った
「今後は出金明細を全部報告して。」
という言葉は、
文字通り、
「出金明細を全部報告して欲しい」
という意味だとは
限りません。
モラハラ夫の中には、
お金のチェックなんか
全くする気は無いのに、
それはただ、
「出金明細を全て出せ」
という
妻が困惑する話題を
吹っ掛けることで
「生活費を減らす」
という事実から、
論点を逸らしたに過ぎません。
とにかく、
モラハラ夫は、
自分のことを人格者だと
思わないと生きていけないので、
明らかに人格者では無い、
「生活費を減らす」
という行為に踏み切った以上、
自分の本性が明らかになる可能性に
恐怖を感じるため、
取り下げもせず、
話し合いもせず、
なるべく早く
それを押し通そうとする
モラハラ夫の性質を
覚えておいてください。
以上が、
上記の質問のケースでの
モラハラ夫に関する、
私の分析でした。
では、
上記の質問の状況で
妻が取るべき対応については、
近日中のメルマガで、
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