夜明け前
北風が埃にまみれて曇った空を ピカピカに拭きあげてくれて
宇宙の色そのままを見せてくれました

空高くには北斗七星
冷たい夜を柄杓に汲んで 北極星にかけ流し
ちいさな光は冷たさにびっくりしたように瞬いていました

新宿の夜空は
晴れていても街灯りのハレーションで
いつもうすぼんやりと白く澱んでいます

手指に痛い明け方の北風は
そんな空に慣れてしまい
空の向こうにいつも在る宇宙を忘れてしまった
曇った私の目を醒まし 磨いてくれました

いつの間にか汚れてしまう窓ガラス
外が見えるからと油断していると
知らずうちに 窓の外の本当の景色を忘れ 見失ってしまいます

澄んだ瞳でいられるように
週末の大掃除では
窓と一緒に心も磨きあげることにします