スピーカー製作の経緯

ONKYO OM-OF101(ステレオ誌付録の10cmフルレンジ)用のバスレフ型エンクロージャーを採用して3Dプリントスピーカーをつくりコンテストのようなものに応募しました。


4年ほど前の話です。


以降、そのまま保管していました。


 最近のスピーカーづくり

FOSTEX の P650K の3Dプリントエンクロージャーの出来があまりにも良かったのですが、


製作過程で、様々な試作、実験を行いました。


各部のリブ、角のフィレット、サポート無しでも造形できる形状、スピーカーユニットとターミナルを木ネジで締結できるボスとボス穴など、各部の詳細形状を改めて見直しています。


 形状が決まってから

どのような設定で造形するのが良いのか。

P650Kのエンクロージャーをたくさん作ったのは、各項目の影響をいろいろ試したこともあります。


そもそも材料は、PLA、PLA-CF、PETG-CFでどれが適しているのか、素材違いの影響

→これは、CFの方が良いように感じました。


充填率、充填をどのような形(直線なのか、格子状などなど)にすべきか


積層ピッチをどう設定すれば良いのか


これらを一つ一つ試聴して結果を確認するために、P650Kエンクロージャーは10セットは作りました。


このノウハウをClaudeにスキル化させて、新しいユニットにも対応できるのか!!!


やってみました。


 Claudeすごい👍

設計は、

1️⃣ Claudeにいろいろ指示

・スピーカーユニット(ONKYO OM-OF101)そのものの仕様と3Dプリンターの造形範囲を指示

・P650Kエンクロージャーのノウハウ活用

・上記を踏まえてOM-OF101エンクロージャーのスペック表を作成

2️⃣これらを元に3DCADでモデリング

3️⃣出来上がった3DモデルをSTL形式で保存

4️⃣Claudeに読み込ませ解析を依頼

・何度かやり取り → 詳細形状を詰める → 3Dモデルを改良 → 3Dモデル完成

7️⃣3Dプリント

8️⃣組み立て・接着、音を確認しながらグラスウールで調整


結論から言うと、低音から高音までバランスの取れた、スタジオモニターのような音に仕上がりました。


 OM-OF101で目指したこと

目標をClaudeと相談して、

 fb = 0.74 × Fs92Hz = 68Hz 

に設定しました。


前作の132Hzから1オクターブ低い値です。


以下は最初のスペックです。これを元にエンクロージャーを3Dモデリングしました。

 外形寸法   155 × 245 × 173 mm

 壁厚   5 mm

 実効内容積 Vb   5.16 L

 チューニング周波数 fb=68.3 Hz

 ダクト 正面パネル側 ∅31×30mm 

     → テーパ部長さ12mm 

      → エンクロージャー内部∅41×65mm


 段付きダクトはかなり有効

入口はストレートで、途中から太くしています。単純な直管より低音が締まりました。

これは、P650Kで得た方法です。


 1組目を組み終えて

今回のONKYO OM-OF101エンクロージャーは1回目の製作で、納得感のある音になり、良い形状を設計段階で詰めることができたと考えています。


実は、ダクト含め、かなり形状が変わりました。


完璧は無いでしょうが、P650Kエンクロージャーの考えを踏襲でき、試聴していて心地よいスピーカーの製作に成功できたと思います。


設置したところこんな感じ。


 なかなか良いとのこと

フルート奏者である娘にフルートの音を聴かせたところ「良い」とOKサインが出ました。したがってこれは自分の欲目ではないと思います。


マーカス・ミラー「Silver Rain」のイントロやYOASOBI「アイドル」の冒頭は迫力のあるベースで鳴ります。ベースアンプから出る音のよう。


パット・メセニーのミズーリで「Waltz for Ruth」は、結構バランスよく、音量を上げてもびくともせず。


全体的に、高音域から低音域までバランス良く鳴るようになりました。


 スキル化をレベルアップ

もう少し前提の仕様をつめて、ルール化を進めれば、オートで設計が…


と思いたいところですが、

どうなることでしょう。


まだまだ実験ですね。