余っていたFOSTEXのスピーカーユニットFE-83enを組み込んで新しいスピーカーを作ってみた。

2つ作るのに、かなりの時間とフィラメント(材料)を要したが、何とか形になり、試聴までたどり着いた。
これだけの大きさの物体を印刷できる3Dプリンタは珍しいだろう。できれば奥行き方向を伸ばして、全面を細身にしたかったところであるが、装置の仕様なので仕方がない。


ちょっと不格好ではあるが、必要な容積は確保し、例の如く、フェルトを貼って調整した。

DENONのオーディオチェックSACDを使って、位相、各周波数帯域をチェックし、問題無いことを確認、早速いろいろ聞いてみた。

組んだ直後であるものの、高域はP650Kと比較すると落ち着いた印象で、煌びやかさではなく、楽器の自然な響きを奏でる印象で、音量を上げてもうるさくない。

これもいい。

低音域については、出てはいるが、レスポンスやどっしり感に不足を感じた。

これだけの大きさになると、エンクロージャーにある程度の厚みを持たせて剛性を上げる必要があると思われ、低音域に影響を与えていそう。

リブか厚みを増した方が良さそう。

とりあえず作りたかった箱型の基本系は作れたので、これらを踏まえて変わった形のエンクロージャーに挑戦してみたい。