を掲げて、9月30日から10月2日にかけて東京国際フォーラムで開催された「インターナショナルオーディオショー」に行ってきました。

私が参加したのは、10月2日です。

一昨年から嫁さんや子供たちも一緒に参加し、それぞれがよい音というのを見つけつつあるようです。

私個人の感想ですが、印象に残った音を出していた機器をいくつか・・・

まず、、
YAMAHA のスピーカー NS‐5000です。
このスピーカーは、YAMAHAブースはもちろんのこと、アキュフェーズのブースでも鳴らされており、ピアノの再生が特によかったです。さすが楽器も作っているメーカーです。驚きました。
以前から、拍手音やピアノ、打楽器など、打ち付けるような音色の再生は特に難しいと思っていましたが、このスピーカーで聴くと素晴らしい再現をしてくれます。
しかし!!音はいいんですが・・・ちょっと手が出ない価格であることと、「部屋に置きたいか?」と問われたときに、首をかしげたくなる見た目。下位モデル(NS-F901など)との価格差があまりにも大きく、一点豪華な構成となっていること(選択肢がほしい。)。製品のバランスとは難しいものです。

次に、私が言うまでもありませんが・・・
B&W のスピーカー Diamond 800 です。
代理店であるマランツブースをはじめ、他社のブースでも多く見かけました。
開発者からのメッセージもあり、会場はあふれるほど多くの人だかり。
ベースの音源をかけていただきましたが、非常にバランスよく、実際の楽器音を思わせるようなリアリティ。
苦手なジャンルがないのではないかというほど、オールマイティーに働いてくれそう。
相変わらずのすばらしさです。

最後に、一昨年同様、度肝を抜かれたのは・・・
アクシスブースでの Wilson Audio のスピーカー ALEXIA(かな?なんだろう?)で構成されたシステムです。
偶然にも、評論家の先生の講演を聴くことができ、様々なジャンルのディスクを再生していただきました。
タンゴのようなギターとボーカル、手拍子は圧巻。。普段から耳に入ってきている現実世界の音と相違ない印象です。手拍子ここまで再生できるか!!!すごい、素晴らしい!!!
そして、イエロー・ラウンジ ライヴ というアルバムから「≪四季≫ 協奏曲 ヘ短調 作品8の4 RV297 ≪冬≫ 第1楽章:Allegro non molto」を聴かせていただきましたが、鳥肌もののすばらしさ。ライブをかなりのリアル感で再現してくれて、その場で本当に演奏しているのではないかという錯覚に陥りました。さらに演奏が良すぎ。すばらしい。
思わず、講演後、先生にお願いしてCDを見せていただきました。即注文で次の日には家にありました(笑)アマゾンさんありがとう。他にも興味深い曲をいろいろ聴かせていただきましたが、まさに音の鼓動を感じ、心震える想いです。いつか、Wilson Audio のスピーカー 家に置きたいですね~。。
毎度のことですが、アクシスさんにもありがとう。

といことで、いいところ(私の気に入った音)をいくつか記載しましたが・・・。。

しかし!!
逆の印象を持ったところも数多くありました。代表的なブースを3か所。

テクニクスのブース
私が小さなころ、父所有のセパレートシステムがテクニクスでした。復活したと聞いていたので、今回の出展はうれしかったのですが、部屋に入って数秒音を聴いて、まだまだインターナショナルオーディオショーに出てくるレベルではないように感じました。セッティングの問題かもしれませんが、ほかのメーカーの音をしっかり聴いてほしいとさえ、思ってしまいました。これからですね。

リンのブース
クライマックスのDAC部が、新たに「KATALYST」というテクノロジーに進化したということですが、以前、私が使っていたUniDISK2.1よりもリバーブを強くした印象です。音像がぼやけるのがちょっと・・・。
露骨に装飾する音作りは、好き嫌いの問題かもしれませんが、スピーカーも高額の割には、安いコンポのような音がする。方向性を誤っていないか?隣の部屋の「Exakt Akubarik(だと思う)」の音のほうが、より自然でよいと感じました。

トライオード社のブースで鳴ってたスペンドールのスピーカー
偶然、講演をしているところに出くわし、著名な先生が「体にしみこむような音」と紹介されていたのですが、何がしみ込んでくるのかさっぱり分かりませんでした。
嫁さんも同じ意見で・・・「弾くよ。あれじゃね。」と・・・。
むしろ、左右のチャンネルのバランスが非常に悪く感じ、トラブル状態で鳴っているのではと思ってしまうほど。高額なスピーカーですが、何がよいのかさっぱりわかりませんでした。
聴衆は、納得感のある動作をしている方が多かったので・・・ますます、いろいろ、ワカラナイ。

番外編として、長男が気に入ったブースは、
我が家で使用している「Acustik-Lab」の輸入代理店アブサートロンの「Boulder」と「Westlake Audio」のシステム。
私の印象では、すごく乾いた音作りで、他メーカーの煌びやかな音作りとは真逆。これはスピーカーのキャラクターなのかもしれません。B&Wのようにオールマイティに鳴らせるスピーカーではないかもしれませんが、カントリー系のギター、ヴァイオリンなどの弦楽器を鳴らしたら、素晴らしいのではないでしょうか。
我が子ながら、面白い感性を持ってるなと。
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オーディオとは深いですね。

帰りに、茅場町方面まで歩き、「麺や七彩」のらーめんを堪能。

素晴らしい音、素晴らしい味との出会いに、もはや言うことはありません。