バイワイヤリング接続は、もう1セットスピーカーケーブルを用意するのがつらいということで、先週断念したところだが・・・。
よくよく考えたらNMCがペアで余っていた。
とりあえずこれを使ってつないでみよう。
ということで、昨日からとっかえひっかえやってみたが、巷で言われていること以上に成果があったと思う。
NMCを接続するにあたって、バナナプラグとワイラグを追加してしまったが、想像以上に格安で手に入ったのでよしとして・・・

KIMBER 8TC と MONSTER CABLE NMC をどちらにつなぐか・・・。上か・・・下か・・・。
当初、高音域側を8TCに、低音域側をNMCとしてみたが、中~低音域が薄っぺらになり全く話にならなかった。
所詮NMCなどそんなものかと考えてしまったが、高音域側をNMCで接続し入れ替えてみた。
すると景色が一変し、低音域は元の元気を取り戻し、高音域が一層クリアに・・・今までにない艶やかな音を出し始めた。
今まで耳についていた金属系の音やバイオリンの高域成分、最近何枚か購入した柴田淳さんのアルバムも声を張ったところは耳につくところがあったが、総じてマイルドな感じになり、出過ぎず、引っ込み過ぎず、色艶透明感どれをとっても、ちょうどいい按配。
(しばじゅんさんは声も素敵ですし、楽曲もいい。久々に女性ボーカルで聴きごたえあるアルバムを手に入れた感じ。)
ヒラリーハーンのバイオリンは、ボレロピッコロを手放して以来、物足りなさしか感じなかったが、今回の変更で一ランク上の艶やかさと透明感を手に入れた感じ。ようやくここまで来た。というかホッとした。
NMCは、真ん中でカニかまのように半分に裂き、それぞれにバナナプラグとYラグを取り付けた。
これで高音域の耳につく印に大きな変化が見られたので、スパイクセッティングに戻してみた。
以前試してみたセッティングだが、高音域が耳に付き、うるさい印象を受けたので却下した。
今回は高音域に大きな改善がみられたので行けるのではと・・・。

結果は予想していた通りで、出過ぎていた低音域の引き締めにつながり、もわもわ感がほとんどなくなった。
高音域の耳触りな音もせず、私にとって納得のいくセッティングにすることが出来た。
ポップスやロックは少し上品になりすぎてしまいそうだが、ヒラリーハーンのソロとチャーリーヘイデン・パットメセニーのミズーリが最近の基準なので、後のことはあまり考えてない。
その後、他の作品をいろいろ聴いたが、いい印象。
もしこれから何か手を加えるとしたら、NMCかな。
8TCとは、恐ろしく情報量が違ったので・・・しばらく今のセッティングで楽しんで、そのうち、そのうち・・・。