第46回 技能五輪全国大会を見てきました。
私は機械分野の仕事をしているので、機械関係の種目(機械製図、メカトロニクス、
構造物鉄鋼、曲げ板金、抜き型、フライス盤などなど)を中心に見学。。

以前は、開催場所が全国を回っていたと思いますが、近年は千葉県内を中心とした
会場となっており、個人的には家から1時間以内に行ける会場が多いのでうれしい
ところです。
クルマで幕張メッセ ⇒ 高度ポリテクセンター ⇒ ポリテクセンター千葉 を
回ってきました。

競技の参加者は、企業で腕を磨いた20歳前後の若者たちで、ある意味スポーツ選手
と同じように、企業の看板を背負って戦っていました。。
いや~。機械製図のCAD操作の早いこと・・・幾何公差書いてたけど、どこまで
考えて記入しているのやら・・・って思ったら問題に指示がありました。。
フライス盤なんて、ロボットが競技をしているようでした。早い早い。

これらの競技会場は、すべて無料で入場できて(一部の競技で見学時間制限あり)誰
でも見ることができます。モノってこういう風に作るんだよっていう動機づけになる
ので、子供たちに見てもらいたい。カッコよさを知ってほしいと思います。

元々、日本の経済成長は、ものづくりを抜きに語ることはできないと思います。
宇宙技術で中国に先を越された感がある今の日本よ。がんばろう。

先を考えれば・・・
これら競技の種目に関連する仕事を、もっともっと魅力的に見てもらうことが、必要に
なると思うし、特殊な技能を持っている人が、もっともっと敬意を持ち、こういった
技術者にお金が渡る世の中になってほしいと思います。

ものづくりの技術は、大企業に関しては技能伝承できる仕組みが整っているように
思います。でも、そういった体制の取れない中小企業の持っている技術が、どんどん
失われて行っているのも大きな問題だと思います。

子どもたちに魅力ある仕事と見てもらえるように、何ができるのか自分でも考えたい
し、その一助になれればと思います。

選手一人一人があれだけ頑張って、一生懸命取り組んでいるのを見て、刺激を受け
ました。できることを一つ一つがんばります。