ダニー・ウィルソン(Danny Wilson)のキット・クラーク(Kit Clark)が、バンド解散後に結成したスイス・ファミリー・オービソン(The Swiss Family Orbison)。その1stアルバムからシングルカットされたのがこの曲。
『Swiss Family Orbison』
で、これが唯一のアルバムだと思っていたら、2008年に再結成しレコーディングしたもののリリースされなかった2ndアルバムの音源がSpotifyで配信されていて（「Apple Music」や「Amazon Music」などでも配信中）ビックリ（1stアルバムの音源はなぜか未配信）。
さらに最近も活動しているのかと検索してみたら、本日5月19日（スコットランド現地時間）のフェスに出演していて、またまたビックリ。しかもディーコン・ブルーやゲイリー・クラーク（ダニー・ウィルソンのリーダーでキット・クラークの兄）、ブルーベルズなんて、1990年代のスコティッシュ・ポップをひたすら聴いていた世代には懐かしい名前も並んでいる。
1stアルバムは中古で探すのもタイヘンだと思うので、我が「日本スコティッシュ・ポップ・研究会（今作った）」では、格サブスクでこの2ndアルバム『Thick As Pop』を聴いてみることをオススメします。
CDとしてリリースされなかったことが不思議なくらい、どれも名曲揃い。しかも1stアルバムと比べると、アルバム全体のスケール感がすごく拡がっていて、キット・クラークのミュージシャンとしてどれほど成長したのかがうかがえる素晴らしい内容になっている。普通にリリースされていたら、21世紀を代表する名作になっていたのではないかとさえ思えるほど。
さすがは「ネッシー」と「スコッチウイスキー」の国＝スコットランド（もちろん「古城」とか「湖水地方」などなど見どころ満載）。まだまだ奥が深いなあ。もっと頑張って研究しよう♪