The Doodle Song / Frankie Miller | moptop channel

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1973年に、アルバム『ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン(Once In A Blue Moon)』でレコード・デビューすると、そのソウルフルな歌声から「スコットランドの至宝」と呼ばれた、グラスゴー出身のシンガー・ソング・ライター=フランキー・ミラー(Frankei Miller)。

 

 

その名を世界的に一躍有名にしたのが、この1977年にリリースされたアルバム『フルハウス(Full House)』。そこからシングルカットされたこの曲が、全米チャートでも71位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。

 

その後も順調に活動を続けていたが、1994年にニューヨークでイーグルスのコンサートを鑑賞した夜に脳溢血で倒れ、5ヶ月間の昏睡状態の末、奇跡的に意識を取り戻したものの、右半身付随と重度の言語障害が残る結果となってしまった。

 

ジュールズ・ホランドの紹介で、障害をもつミュージシャンを支援する非営利団体Drake Music Project(DMP)の支援の下、後遺症を克服するリハビリテーションを続け、1985年にアルバム『ダンシング・イン・ザ・レイン(Dancing in the Rain)』を発表しシーンにカムバック。これ以降、過去のアルバムがリイシューされた際には、印税と売上の一部をDMPに寄付するなど、チャリティー活動にも心血を注いでいる。

 

 

病に倒れる前にレコーディングされたマテリアルをまとめた2006年のアルバム『ロング・ウェイ・ホーム(Long Way Home)』のリリース後は、音楽活動に関しての情報が流れてこないところが寂しい限りではあるが、また元気な歌声が聴けることを期待したい♪