キルバーン&ザ・ハイローズ解散後に、
ギターのチャズ・ジャンケルや
ドラムのチャーリー・チャールズ、
ベースのノーマン・ワット=ロイらと結成された、
イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズ。
1977年にデビューシングルとしてリリースされたこの曲は、
全英チャート2位を獲得し、
この曲が収録された1st.アルバム『New Boots and Panties!!』は全英チャート5位となる大ヒットとなった。
もちろん日本では話題にもならず。
きっと当時は難し過ぎたんだろうね。
それとも、ど直球なタイトルにビビったのだろうか(笑)。
日本での初ツアーが行われたのは1987年。
前年の1986年に忌野清志郎さんが、
ロンドンでレコーディングした『RAZOR SHARP』で
ブロックヘッズを起用。
日本でツアーも行ったことがきっかけとなって、
イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズの来日が実現した。
ソロも含めて計3度、
イアン・デューリーは日本でツアーを行っている。
今まで400本以上のライブを観た中で、
個人的なトップ3はこのイアン・デューリーのパフォーマンス。
とくに最初のライブは、
細かいところは忘れてしまったけれど我を忘れるほど感動した。
翌日は声帯を痛めてまったく声が出ず、
病院に駆け込んだほど。
あんなに絶叫して騒ぎ倒してのは最初で最期。
まあ若かったというのもあるのかも(笑)。
でもこのライブは本当に素晴らしかった。
「グルーブ」という言葉は知っていたが、
なるほどこれのことなのかと体感できたのはこの時が初。
さらにあんなにも魂の奥底を揺さぶられた体験は、
あれ以来したことはない。
イアン・デューリーの音楽と出会えたことは、
今でもとっても大事な宝物。
残念ながら2000年にガンで亡くなってしまったけれど、
残してくれた音楽は永遠に語られ聴き継がれていくだろう。
微力ながらそのお手伝いができるように頑張っていきます♫