1968年にリリースされた通称『ホワイト・アルバム』。
昨年の『サージェント・ペパーズ』に続いて、
50周年記念エディションが出た。
CDボックスは高価なので買うのをためらっていたら、
「Spotify」で配信されていたのでとりあえず試聴。
アウトテイクは散々ブートで聴いたことがあるけれど、
やっぱり気になったのはアルバム未収録バージョン。
とくにDISC-3のデモ・バージョンは新鮮。
ジョージ・ハリスンの自宅にメンバーが集まって制作された、
通称“イーシャー・デモ”として昔から知られている音源。
この段階でほぼアルバムの完成形に近づいていることは、
驚愕以外の言葉が思いつかない(語彙力がないだけ?:笑)。
そんなに熱心なビートルズのファンではないが、
これはかなりヤバいヤツかも。
バンドとしての創作意欲のピークは、
『ラバーソウル』や『リボールバー』だったことは間違いない。
ところが『サージェント・ペパーズ』では、
同じ方法が通用しなかった(がゆえの傑作だったわけだが)。
そこでバンドという形式を取っ払って、
個々の音楽性を突き詰めてできたのがこのアルバム。
だから最初に聴いた時は、
やたらにとっちらかとんなあ」という印象だったのね。
今になってやっと納得(笑)。
こういう形でのリリースは、
「レコード会社の営利目的」だと批判的な人もいるようだが、
少なくともメンバーだったポール・マッカートニーや
リンゴ・スターは発表を承諾しているわけだし、
海賊盤で聴かれることを考えたら、
むしろ歓迎してもいいのではないかと。
どうせなら何組のCDになるのかはわからないけれど、
ジョン・コルトレーンの一連のボックスのように、
残っている音源をコンプした形でのリリースも期待したい。
でもさすがにポールもそれはイヤがるかな♫

