1983年にリリースされた
The Street Slidersのメジャーデビューシングル。
まだデビュー前のメンバーも出演している
映画『夜をぶっとばせ』の主題歌でもある。
1983年当時の日本のロックシーンを簡単にまとめると、
(注:時系列順ではありません)
ザ・ロッカーズが前年に解散。
ARBからはギタリストの田中一郎が脱退。
ザ・ルースターズからは池端潤二と井上富雄が脱退。
下山淳の加入で持ち直すかと思われたが大江慎也が離脱。
ザ・モッズが孤軍奮闘する形になり、
日本のロックは存亡の危機にあった。
そこへこの曲を引っさげ颯爽と登場したのが、
ザ・ストリート・スライダーズ(スじゃなくてズね)。
『The Street Sliders / The SingleS』
2000年に惜しくも解散してしまうものの、
メンバーはそれぞれにソロやユニットなどで活動は継続。
日本のロック史に大きな影響を与えた。
とくに1987年の活動休止中に、
村越弘明と土屋公平が結成したJOY-POPSは、
今年(2018年)に久しぶりに再結集し全国ツアーを展開。
フジロックでの雄姿も記憶に新しいところ。
1983年といえば、
BOØWYがメジャーデビューした年でもあるので、
音楽ビジネス業界的にはそちらを語られることも多いし、
妙なクローンをたくさん生み出したという点では影響力もある。
しかし当時リアルタイムで体験した身としては、
圧倒的にストリート・スライダーズの存在は大きかった。
ぶっちゃけBOØWYの曲からはお金の匂いがプンプンしていて、個人的には今でもあんまり好きじゃない(笑)。
まあ「何万枚売れた」とか「ライブに何万人動員した」という、
数字ばかりが先行する業界なのはあいかわらずなので、
そんなんは金儲けにしか興味がないバカどもに任せて、
本物のロックってヤツを楽しみましょう♫
(話の流れ上、敬称はすべて略させていただきました)