ユベントス-カターニャ(H)
3-1
得点者
ユベントス:ピルロ,キエッリーニ,クアリャレッラ
カターニャ:バリエントス
メンバー
ユベントス
ブッフォン
ボヌッチ
バルザーリ
キエッリーニ
ピルロ
パドイン→ペペ
マルキージオ
ジャッケリーニ
デチェーリエ→ヴチニッチ
クアリャレッラ
ボリエッロ→リヒトシュタイナー
実況ツイート
試合前
・ユベントス-カターニャ観戦。連勝が続かない。決定力不足と不安も抱え始めている。スッキリと勝ちたい中大きくスタメンを変えてきた。どんなパフォーマンスを見せるか…?
0-1
・パドインがミスパスしてから、押し込まれる展開になった。そこからミドルをくらう。そしてバリエントスのミドルは、ブッフォンの手に届かず失点。今年初めてなんではないかという、早い時間での失点。決定力不足が気になるユーベは落ち着けるか…
1-1
・段々、ボールを回し始めて、セカンドボールや、ファーストディフェンスがはまり始めた中、ピルロがとったファールを自分で沈めて同点。嫌なイメージがすこしなくなったか。
ハーフタイム
・前半終了。地に足がついてからは、ユーベのいつものペース。その中でも2トップは仕事をしていたと思う。おさめて攻撃を作るだけじゃなくシュートを打てているのはよいこと。ジャッケリーニがもっと動き回れる展開が後半にほしい。今はビダルのかわりをするのか曖昧な位置取り。
カターニャは嫌なスペースを使おうとしていたのがよく分かる。キエッリーニとデチェーリエの後ろ。ピルロの横、パドインの後ろのところにアルミロンが入る。3バックの間とか、守備組織を壊す試みを意図的に行えてた印象。
2-1
・相手が10人になって、完全に試合の体勢はユーベが逆転ゴールを決めるかどうかだったが、セットプレーからキエッリーニがヘッドで決めてゴール。この試合のピルロのキックのフィーリングは完璧であるなと感じる。
3-1
・キーパーのイージーなパスミス。そのボールをピルロがダイレクトで絶妙なパスをクアリャレッラに…。正確にシュートを打ち、キーパーに弾かれながらもゴール。試合が決定的になった。
試合終了後
試合終了。相手のミスや退場。セットプレーでの2点など、決定力が戻ったかと言われるとそういうわけではないが、結果が欲しいときにきちっと勝てたし、逆転できたのは大きい。次節ミラン戦は注目できるのではないか。
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観戦後感想
出番をもらった選手から見た前半【2トップ編】
今節は、ミラン戦を見越してなのか、大きくスタメンをいじってきた。まずは2トップについて。
2トップはボリエッロと、クアリャレッラが務めた。この2人に関しては、いい働きをしたと感じる。
この2人は、横に並んで前にはってるだけでなく。サイドのスペースに顔を出したり、縦の関係を作り、くさびのパスを受ける動きを行い、攻撃の連動性や幅を持たせた。
ボリエッロは、ハイボールをフィジカルの強さを活かしてキープ。クアリャレッラは、持ち前のシュートセンスを活かしており、ゴールを脅かす動きをずっと見せていた。
出番をもらった選手から見た前半【右サイド編】
右のウイングバックの位置にはリヒトシュタイナーでもカセレスでもなく、パドインを起用していた。
一方右のセンターハーフは出場停止のビダルに代わりジャッケリーニを起用。
ここのラインは、あまりよくなかった。パドインは突破には長がなく、どちらかというと中盤のパス回しに参加したいように思えた。パドインは守備にはもちろんかえってくるのだが、リヒトシュタイナーのように、アップダウンを激しくできるわけでもなかった。安易な横パスのミスもあって、右のアウトサイドの選手としてはミスマッチを起こしていたかもしれない。
ジャッケリーニもこれにつられるように、自分らしさがでなかった。
パドインとの絡み方が全く見いだせなかった。パドインが中盤で絡みたがるので、降りてビルドアップという形だとかぶってしまっていたし、ビダルの代わりということで、右サイドの大奥まで動き出しをしてしまうと、守備にビッグスペースを与えることになってしまうことになり、自重していた向きがあった。もちろんパドインでなかなかおさまらないという要因もあったように思えるが。
もともと、アタッカーなので、ビダルの代わりをそのまま務めるというのは厳しいものがある。ビダルとは違うところに長所がある。ビダルの代わりにジャッケリーニを起用すると決めたとき、そこを活かすための組み合わせを考えてたとは思うが、ここはうまくいかなかった。パドインがもっとボールが持てて、ジャッケリーニの良さを活かせるのではというイメージはなんとなく伝わったのだが。
流れを吹き飛ばしたピルロの技術
簡単に失点をしたものの、だんだんポゼッションを握り、左サイドからの攻撃も始まったり、中盤のパス回しが始まり、選手間の距離が縮まり、ファーストディフェンスが決まるようになって押し込む展開にもっていった。
それでも、決定力に不安を抱えるユーべとしては、1点が決まるまでなかなか安心できない中、これを打破したのはピルロだった。2列目から飛び出し、左から崩す過程でファールをもらい、そのFKを決めてゴール。
ここから仕切りなおして、いつものユベントスらしさを持ち始めた。
カターニャの前半
カターニャは、右サイドの奥、キエッリーニの大奥をつくこと。3バックをサイドに間延びさせること、そしてその間を使おうという意図を感じた。事実失点はその流れからであったし、3トップに3バックというアンバランスさがでていたように感じた。
そして、ジャッケリーニの後ろのスペースに技術のあるアルミロンが使っていた。正確なパスで攻撃を作り上げていた。
モンテッラの意図は感じることができたし、事実先制攻撃に成功した点をみれば上出来だったのではないか。
センターハーフのポジションチェンジ
後半になって流れはユベントスに大きく傾いた。
もちろん前半からハイプレッシャーをかけ続けていた、カターニャに疲れがみえていたのもあるが、こちらのセンターハーフのポジションチェンジというのが、効果的であった。
右サイドでパドインとの関係や自分のバランスのとり方に悩んでいたジャッケリーニを左に持ってきたことで、ジャッケリーニが自分の良さを活かし始めた。
左のアウトサイドにいたのは、デチェーリエ。彼は、攻撃に鋭さや、クロスに長を持つ選手でありながら、サイドバックも務める選手、右のパドインより、運動量があり積極的に前に出れる推進力を持っている。
デチェーリエは前半からアップダウンを繰り返し攻守に渡って顔を出していた。ここに対してジャッケリーニは、低い位置でデチェーリエにボールが収まると、斜めの動きを使って、左のサイドに飛び込み、デチェーリエが前へでると、中にフォローをし、いい関係を作った。
また左のセンターバックが前にも出れる、キエッリーニ、そしてアウトサイドが守備にも帰ってくるデチェーリエということで、ピルロにボールが入ったときにも積極的に飛び出せるようになり、格段に左サイドから有効な攻撃をしかけることができた。
試合を決めたモッタの軽率さと、キエッリーニの気迫
それでも、なんとか守備を整えていたカターニャは自分たちから流れを捨ててしまった。それは言うまでもなくマルコ・モッタの退場であった。前半こそ、デチェーリエとの1対1という形でなんとかしていたが(それでも後手を取っていた感は否めない)ジャッケリーニとのコンビネーションで切り崩すともはや、手に負えなくなる。もともとユベントス時代から軽率さは、あったが古巣相手にも同じ過ちを犯す形で、後ろからのタックルでピッチを後にする。
その左サイドにヴチニッチを入れ、さらに攻勢をかけ、いよいよ押し込むムードになった。
もちろんカターニャとしては直後の失点だけは避けたいところだったが、ピルロの技術と、キエッリーニの気迫の前に沈む。セットプレーからのヘッドでのゴールであったが、ピルロのキックは終始ピンポイントであった。そして絶対決めるという気迫を持って飛び込んだキエッリーニも見事であった。ここは技術うんぬんより去年はかけていたメンタルの部分が出たと感じる。
テンションを下げることなくプランを遂行して得た3点目。
3点目は、キーパーのパスミスから始まったが、これは優位にたっても前線からのハイプレスをやめなかったことから起因すると考えられる。ここまでしっかりサッカーができていることが今のユベントスの強さであり、デルネーリにできなくコンテにはできることだと感じる。しかし、キーパーのボールを一発でクアリャレッラにつけたピルロの技術は素晴らしかった。
相手のミスも絡んだが、3得点の逆転勝ち。メンタル的にも落ち着いて、しかもビダル、マトリは休養、リヒトシュタイナー、ペペ、ヴチニッチ、デチェーリエは90分は出場しておらず、コンディション面でもよい形のまま、天王山ミラン戦に挑む。
ミランもエマニュエルソンの覚醒が始まった。イブラが出れないとしても、セリエのトップにふさわしい戦いを見せてくれると感じている。