インテル-ノヴァーラ
0-1
得点者
ノヴァーラ:カラッチョロ
メンバー
インテル
ジュリオ・セーザル
ルシオ
コルドバ
サネッティ
キヴ→長友
スタンコヴィッチ
ポーリ→フォルラン
カンビアッソ
アルバレス→パッツィーニ
スナイデル
ディエゴ・ミリート
実況ツイート
試合前
インテル-ノヴァーラ。不調のインテルラニエリはどうたて直すか。スナイデルとアルバレスの併用という形。長友ではなくキヴを起用。森本はベンチ外。インテルはそろそろCL圏内に入ってこないといけない時期。
ハーフタイム
前半終了。インテルは前3人が流動的に動き、テクニックで攻めこむ場面を多く作った。空いたエリアにもカンビアッソ、ポーリが入って攻撃意欲を感じる。スタンコビッチがアンカーにいることで組み立てやミドルも狙える。ただ人数をかけた守備を崩すにはあと一歩。ミリートは動かないのも手かも…?ノヴァーラは拙いながらもしっかりした守備からのカウンターというプランを遂行していた。危ないところを意識していた感はある。カウンターも、カラッチョロとジェダの2人にいい形で入れば可能性がないわけではない。マスカーラがいればもしかしたらと思う人も少なくないはず。
1点目
セットプレーでルシオのシュートをスーパーセーブをした後。ノヴァーラのカウンター、ジェダのロングボールをカラッチョロがおさめると、サイド走った選手をおとり使って、シュート。左足で蹴ったボールはきれいなカーブがかかりサイドネットへ。ノヴァーラが素晴らしいシュートで先制。
長友投入時
長友がキヴに代わって投入。正直この展開なら、頭から使うべき選手だと思うのだが。まあスタンコビッチがアンカーだから安定をとったんだろうけど
試合終了後
ノヴァーラの勝ち。88分拙いプレーをしていても2分のいいプレーで勝ちを得れるということ。インテルは前半のサッカーを継続していたらチャンスはあったのに。失点とフォルランの投入で完全に組織が崩壊。個の力だけの攻撃になった。ノヴァーラが10人になって自滅する要素があったのに情けない展開
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観戦後感想
インテルはシステムを変え、クリスマスツリー型に変更。ミリートの後ろにアルバレスとスナイデルを配置して臨む。そして特徴的なのはスタンコヴィッチをアンカーに置いていること。
インテルの攻撃方法は、前線3人が自由に動き、アルバレスとスナイデルのテクニックで切り崩す場面が多かった。ただ、個だけでなく、うまく動きが絡みノヴァーラとしては、やっかいな攻撃をしていた印象があった。
3人がいなくなったペナルティエリアにはしっかりと、カンビアッソとポーリが飛び出してきていて、迫力を生んでいた。さらに言えば、アンカーにスタンコヴィッチを配置したことにより、ミドルシュート、ビルドアップもいい形で行えるという意味で、ノヴァーラがかなり引いてくるという想定のもとでそれなりの用意をしてきたと思えた。
切り崩す場面が多くみられたとはいえ、悪条件のピッチでフィーリングの合わない、スナイデル、スタンコヴィッチを筆頭に肝心な場面でミスが見られて、いい状態でシュートを打つ場面が見られなかった。
ミリートがサイドに流れて、いい場面を作ることもあったが、ミリートはゴール近くに待ち構えて、フィニッシュをする役目に徹底すれば、調子の上がっている彼ならもっと決定機を作ったかもしれない。あくまでたらればの話ではあるのだが。
ノヴァーラとしては、がっちりと守備をして、攻撃の場面では、カラッチョロとジェダに簡単に預けてなんとかするという形。ただ、これだけシンプルなプランだけあって、高いモチベーションで遂行していた印象。攻撃のつなぎや簡単なパスをミスする場面も多く、もったいない場面がかなりあり、他のプロヴィンチャのチームより脅威度は少なかった印象。2トップは、タレント力があるものの、チーム全体の力量は最下位にいるチームと思わせてしまう内容ではあった。つなぎとめているものは、前述のプランだった印象。
ただこのつなぎとめているものがハマることほど怖いものはない。インテルの攻撃に目慣れし、前半を無失点で抑えるころには自分たちの向いている方向に自信さえ覗かせていたように思える。
後半に入ると、インテルはすぐにパッツィーニを投入。フィニッシュをしてくれる人材を投入した形。前線の動きは少なくなった印象ではあったが、それでもスタンコヴィッチ、スナイデルという2人の司令塔によってゲームを支配しているのは、インテルであった。パッツィーニが入ったことによって、キブとサネッティのクロスにも可能性が生まれ、こぼれ球をセンターハーフを拾う場面も生まれてくる…はずだった。
ただノヴァーラは開き直ったように前線にカラッチョロを残し、守備をしていた。動かなくなったインテル攻撃陣をとらえることは彼らでもそう難しいことではない。そして、一人でドリブルやスルーパスを試みていたスナイデルにもしっかりとプレスを掛けていた。ピッチ、フィジカルコンディション共に、よろしくないスナイデルはここで仕事ができなくなる。前半より状況は悪化したようにさえ思えた。
ここで、さらに悲劇が起きる。インテルの攻撃を適当にクリアしたボールはジェダに入り、そこからカラッチョロにロングパスが入る。巧みなボールタッチと巧みなシュートで先制点を挙げる。
インテルは、ポーリに代えてフォルランを右サイドハーフに配置。スナイデルを左に配置する4-4-2に変更。ここで完全に組織が崩壊する。11人が個人プレーし始め、特にスナイデルは1人よがりなプレーで攻撃を止めてしまう。
長友の投入でも流れが変わるかとも感じていたが、こういう個だけの力だけでの展開だとタイミングいい上がりをしても、使ってもらえる回数が少なく、効果的な場面を作れなかった。前半のような展開のほうが長友の良さが活きたような気がする。
ノヴァーラは軽率なプレーで10人になってしまったり、相変わらずの拙いビルドアップで自滅する要素を多くはらんでいたものの、インテルは結果的にゴールを割れなかった。
インテルは最終的に組織を壊し、ホームで最下位に敗戦。復活への兆しが見えないつらい試合になってしまった。多くの個で勝てる試合も大事だが、こういう守ることに対してモチベーションが高いチームになかなか厳しい展開になってくると感じた。