桂吉坊

 天神山
<仲入り>
 胴切り

お囃子・恩田えり



「天神山」は、東京の「安兵衛狐」にあたる。
これに、ふんだんにお囃子が入って派手になるのが、いかにも上方落語だ。

サゲは、ある春の日の出来事…といって、
童を、置いて狐女房が出て行くところまで。
これは完全に「葛の葉」の子別れのパロディだ。

東京の方は子供もなく、
狐ではないか、という噂が立ち、近所の者たちが確認にいく、という話になっていくのが違ってる所だ。

さて、二席目は「胴切り」。
これは、東京の「首提灯」のマクラ部分を膨らませて一席になっている。
(ひょっとして、このマクラから「首提灯」ができたのかもしれない)

こちらの方は吉坊師で聴いていた。

シュールな噺だけれど、
落語になると不思議と可笑しく聴けてしまうのが不思議。

小さな会場で、雨に振込められる中、二席堪能した。生声で聴けるのは、やはり贅沢な機会だった。