桂紋四郎・子ほめ
桂吉坊・船弁慶
     <仲入り>
音曲・桂小すみ
桂吉坊・一文笛


年に二度、夏、冬の会ということで、
必然的に季節ネタは多くなる。
(春や秋の会よりも、多くなる気がする)

「船弁慶」は、吉坊師で良く聴くイメージだったが、
開演して初めて知った!
前回は、昨年のこの会でだったと。

会の主催者さんも、吉坊師も、
全く気づかずにネタ出ししていて、
開口一番の紋四郎さんから、

「昨年のリベンジですか!?」
と言われて初めて気づいたという…

東京の落語家さんは、
長く続く会だと、極力ネタ被りを避けているのだけれど、
上方は大らかかな?^ ^

別にネタ出してても、変えてもいいのだけれど…
それは、お目当で来るお客様に失礼だから、できないでしょうね…

ということで、再びの「船弁慶」。
特にリベンジの必要もなく、昨年同様に楽しめました!

この噺を聴くと、
大阪の夏の「瀬戸の夕凪」を思い出す。

ピタリと風の止まった夏の宵。
イラついた人々が犯罪に走る…のも、
度を超えた暑さゆえか(「夏祭浪花鑑」)

この噺では、涼を取るのに舟遊びという、
なんとも優雅なひと時。
しかも、お金持ちではなく、
そこらの庶民がやってのけようというのだから、
たいしたもんだ。

仲入り後は、
ゲストに音曲の桂小すみ師を迎えて。

初めて伺ったのだが、正直度胆を抜かれた!

聴くところによると、芸協のお囃子さんを勤められてから、この道へということだ。

上手い!上手すぎ!!
芸大を出てらっしゃるので、音程が確かなのは当たり前にしても、

19歳で初めて触ったというお三味線の腕といい、
唄といい、
パフォーマンスで演奏する尺八や、
お喋りに至るまで、全てお上手!!


すごい芸人さんが登場したものだ、
と、嬉しくなる。
この方だけの会に、駆けつけたくなる。

トリネタの「一文笛」は、生で伺ったのが初めて。
大師匠の米朝の噺だが、今まで御縁がなかった。

なんとなく、山本周五郎の小説みたいな味わいかな?と思う。
一幕物の芝居になりそう。
 
仲入りと、トリネタと、入れ替えたほうがスッキリ終われる気がした。

次回は、冬。何が聴けるか楽しみだ。
できたら、桂小すみ師をもう一度お願いしたい!!