春風亭与いち・黄金の大黒
桂吉坊・おごろもち盗人
春風亭一之輔・祇園祭
     <仲入り>
春風亭一之輔・天狗裁き
桂吉坊・たちきり


与いちくん、「黄金の大黒」!
開口一番にしては、長い噺選んだな…と思っていたら、序盤で降りる。

吉坊師の一席目、「おごろもち盗人」。
東京でいうところの「もぐら泥」。
かなり昔、一度だけご一門のどなただったかで聴いていた。
懐かしい響きだ。

一之輔師の「祇園祭」は、初めて。
一度だけやって、お蔵出しだそうだった。

一朝師匠の名人芸に慣れていたので、どうも勝手が違って聴こえてしまう。
師匠の見せ場の、祭囃子のところはごくアッサリと。

何気ない会話に独自のクスグリがたっぷりと入るから、会場の爆笑を誘っていた。

もう一席、「天狗裁き」の方は、もう自在に笑いを取りにいく感じ。
何を言っても笑ってくれるお客が多いと感じる。

吉坊師のトリネタは、「たちきり」だったが、
上方では普通「たちぎれ線香」だ。

長い噺だったが、会場シンとして聴き入っていた。地唄の雪が切ない。

過度な感情移入がなく、
適度に抑制された一席。堪能した。