隅田川馬石の廓噺を聴く会
手紙無筆
<仲入り>
お見立て
馬石師の廓噺「お見立て」を聴きに、日本橋ピッコロさんへ。
生声で至近距離。少人数で馬石師匠を聴ける贅沢な会だ。
(しかもワンドリンク付、木戸銭も格安♪)
一席目の「手紙無筆」。このチョイスは意外!
たぶん、お久しぶりなのでは・・??
前座の時はよく掛けていたけれど・・・と、ご自身でもおっしゃる。
やはり、雲助師のと同じだな、と思えるけれど、
随所に遊びも見られて、楽しい。
(師匠は、やり過ぎた、とおっしゃるけれど・・)
狭い空間ということで、
マクラを振りながら、客席の承認?を得ようとする馬石師・・・。
しかしながら、師匠はごくまれな感性をお持ちの方なので、
そこは、なかなか難しい。
意識しないところで爆笑になってしまう、というのが、この師匠の特徴だ。
マクラで可笑しかったのが、
昨年五街道一門会に、福井に出かけた時の事。
その時の帰りに、どうやって帰るか、雲助師匠が聴いてくる。
白酒師は、一筆書きで、さっさと8000円くらい安いチケットをゲットしていた。
龍玉師は、他の仕事があって、他へ回る・・。
馬石師はというと、「東海道」か「金沢回り」か。
深く考えずに、
「じゃ、東海道で」というと、
雲助師匠が、「じゃ、俺は金沢回りね!」
と、一門四人、それぞれが全く別の方向へ。。。
と、馬石師は残念がっていた。
(師匠はそんなに弟子が嫌なんですかね。。。と)
これはまさに、五街道一門が五街道一門たる所以かと・・^^
群れるのが嫌いな雲助師匠、弟子といえども必要以上の付き合いは断る!
江戸っ子だなぁ^^
他の一門だったら、団体旅行になっていた気がする。
(それもまた、いいんでしょうが)
孤高の五街道一門♪
さて、「お見立て」。
雲助師お得意の一席という事で、似ているかな?
と思っていたけれど、全く似てませんでした!^^;
とくに、杢兵衛お大尽の造形が全く違った。
馬石師のは、ちょっと田舎言葉を遣うけれど、
それほど土臭い感じが伝わってこない。
ニンかなぁ・・・。
喜瀬川花魁の我儘っぷりは、それらしくて面白い。
ただ、勤めに倦んだ感じ、というのはあんまり伝わってこなかった。
振り回される喜助の「一本つけといてくださいよ!」
という、おねだりはなかった。
ところが、ウソを見破られないように、笑いをかみ殺すために
膝下に扇子を敷いて身体を動かす、というくだりを膨らませて、
何度も何度もその仕草を繰り返して、爆笑だった。
これが、最大の見せ場になった!
雲助師匠と全く違うお見立て。馬石版の爆笑噺も楽しい。
再演を繰り返すと、また変わってくるかもしれない。
どこかでまた聴いてみたい。
