カンボジアをSWOT分析してみると | 伊予の経営コンサルタントのブログ
こんにちは! ビジネス力向上トレーナーのみのりんです!!

今日も早速お題に行ってみましょう。本日付日経新聞朝刊1面、「カンボジア最大手行 出資 三井住友銀、筆頭株主に」という記事から、カンボジアという国について書こうと思います。

記事の内容ですが、三井住友銀行が9月にもカンボジア最大手のアクレダ銀行に資本参加して筆頭株主になる見通しであることを伝えています。邦銀大手がカンボジアの銀行に出資するのは初めてとのことで、インフラ投資などの資金需要が伸びることを見込んでの動きと分析しています。

今日は、いつものThe World Factbook(https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/cb.html)のデータを使って、カンボジアのSWOT分析をしてみたいと思います。SWOT分析とは、企業診断をするときの分析ツールで、その企業の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を列挙し、それぞれの対応策を考える中で全体の戦略を策定していくというのものです。基本的なアプローチは、

強み⇒活かす
弱み⇒克服する
機会⇒利用する
脅威⇒回避する
となります。

私が考えたカンボジアのSWOTは以下の通りです。

強み:
・7%を超えるGDP成長率(GDPの74%は個人消費)
・アンコールワットに代表される豊富な観光資源

弱み:
・貧弱な医療、教育体制(5歳以下の37%は慢性的な栄養失調状態)
・深刻な経済格差(人口1500万人のうち、400万人が1日1.25ドル以下で生活)

機会:
・海底油田の発見
・若年層が多い人口構成(総人口の半分以上が25歳以下)

脅威:
・人身売買、少女売春の存在
・タイ、ベトナム、ラオスなど隣国との国境紛争

これらを総合的に考えると、教育インフラを整備して若い労働力を育て(弱みの克服と機会の利用)、生産性を上げてGDPの成長を促進し(強みの強化)、社会的な課題を解決する(脅威の回避)、という国家としての道筋が見えてきます。スタートは弱みの克服、つまり社会インフラの整備から始まりますので、そのための資金需要も旺盛になることが予想されます。三井住友銀は良いところに目をつけたな、という感じです。

もう一つ、私が注目したいのは、この記事を1面に持ってきた日経新聞の意図です。このブログで繰り返し申し上げている通り、日本をはじめとする先進国の長期金利は下落基調に歯止めがかかりません。やや乱暴に言えば、これは、「もはや先進国ではどんな商売をしても大して儲からない」ということを意味します。日経新聞は、「だから海外に出て行かないと儲けられませんよ~」という自社の思いをこの記事に込めている、というのは穿ちすぎでしょうか?

ご意見などいただけると幸いです。それでは、また!!