いや~、4月です。
こちらでは、ようやく桜が咲き始めました。
kaniの入学式もいよいよ来週。
kaniが入学する小学校は自校方式(学校で調理して給食を提供する)です。
メニューも、長女の食べている範囲で言えば、かなりシブい和食系。
長女のクラスにもアレルギーっ子がいて、たとえばとんかつの日なんかは、卵を使っていないとんかつが出されるって言うし、その小学校に勤めている関係者からもアレルギーの対応は大丈夫…と聞いていたので、かなり安心しきっていた私。
そんでもって学童の方も、monを入れる時に、アレルギーの対応なんかを確認して決めたのです。実は学童の主任指導員の先生もアレっ子のお母さんだった、ということで、おやつのことなど、心配しなくて大丈夫よ~、というところで。
アレっ子入学にあたり、意外と大船に乗っちゃっていたわけなのです。
小学校と最初に話をしたのは、10月。就学時健診で、養護教諭とアレルギーの簡単な確認と、入学前に提出すべき書類の確認だけでした。
その時は、給食の込み入った話はしなかったのですが「だいたい対応してますので。」という雰囲気だったと私は受け止めました。
1月の定期通院の際、主治医からは念のためエピペンを処方する、と言われました。
持っていれば良かった、ということにならないように、ということで。それは年末に起きたアレルギー事故を受けての判断でした。
割とイケイケどんどんタイプの主治医も「最初は慎重にしていこうね。」と。
2月になって。
学童の先生から、突然「kaniちゃんのことを、簡単に安請け合いできない。おやつ代はいただかないから、家庭の方で準備して欲しい。」ということを告げられました。
もう、頭、真っ白。というか、目の前、真っ暗。
やっぱり、12月の、あのアレルギーの事件は、あまりにも重すぎたのです。
それは親にとってだけでなく、アレルギーの子どもに関わるすべての人にとって。
娘が通っている学童のおやつは、先生の方針というかこだわりで、添加物とかできるだけとらないよう、手づくりのものが多くて、それも、お菓子よりちょっとお腹にたまるような、お好み焼きとか、ロールキャベツとか、おでんとか、スパゲティとかそんな感じのものが多くて、アレルギーの知識もお持ちの方だけに、何とかやっていただけるのだとばかり思っていたのです。
みんなができたての手づくりおやつを食べている時、うちの娘はスナックとかせんべいを食べろっていうのかい?
ゼリーとか代わりを持たせても、放課後まで持っていたらドロドロになっちゃうじゃん?
つか、夏のアイスの時とかどーすんの?
もう、沸き上がる、ギモン、ナンモン。
やっぱり、1年以上つきあってきて、この一方的な通告はないだろう??
って、一晩悩み、翌日、「一度、話し合って、もう少しわかってもらえば違う選択肢もあるんじゃないか?」というような話をさせてもらいました。
「もちろん、まるでやらないつもりはない、なんて言っていません。そのつもりでした。」
と一見、理解あるお返事をいただきましたが、その日を境に、先生の態度が冷たくなった…のは気のせいじゃないと思う…。
結局3月下旬に、学童の先生とお話しさせてもらって、可能な限りアレルギーの対応をしてもらえることになりました。
最初は、なかなか期待通りにはできないと思うけど…と言われましたが、そんなことは、いいんです。
アレルギーっ子、大海に船をこぎ出す時は、なかなかたいへんだよね…。
そんでもって、小学校に話を戻し。
2月に養護教諭と給食の調理員さんたちと実務レベルの話し合いをしました。
えーとね。この辺が「福島の事情」なんだけれど。
実は23年度まで栄養士さんがいたこの小学校。原発事故やらなにやらで、児童数が減っちゃったので24年度から栄養士さんがいないのです。
市の教育委員会にいる栄養士さんが作った献立を、調理員さんが作る、という自校給食なのです。
え、何言ってるかわかんない?
つまり、給食のことで責任もって舵を取る人がいないっちゅーわけです。
栄養士さんがいた時は、原材料のチェックも、別鍋で取り分けてのアレルギー食もやってくださっていたわけですが、調理員さんたちはそんなのやったことないし、とってもできない、というのです。
ただ、ひたすら、前の年の帳簿を見て、何とか食材を手配しているらしい…。
ちなみに、毎日食材の放射性物質検査もやっているんだよね…。
で、私が「これの原材料はどーなってますか?」と問い合わせると、業者に問い合わせて、返事をします…というので……う~ん……。
「ほとんど毎日になると思うので、加工食品は、業者さんから毎回原材料表をつけていただいてはどーでしょう?」と言ってみると、
「ああ、そうすればいいのか!」みたいな、なんともお互いに雲をつかむような話し合い。
私たちは、アレルゲンを確認しないで、子どもに何か食べさせる、ということをしたことがないから、原材料の確認ができない、ということが理解できないし、そんなのいちいち確認しない生活をしている人からすれば、いちいち見ないといけない、というのが恐ろしく膨大で過酷な業務に思えるんだろうねぇ、きっと。
例えば乳製品を含むカレーとかシチューとか、シチューをコンソメスープにすることはできるけど、わざわざ別鍋で別のルゥをいれての調理はできないそうで。
家から、食べられないものは持参することになりました。
で、こんなもの買ってきました。
献立表も24年度の一年分ざーっとチェックして、全部食べられない日はなさそうだし。
そうそう、脱脂粉乳の入った給食のパンは、主治医と相談して、食べさせることにしました。
彼女の今の許容量から考えると、心配なさそうなので。
何とかなるさ~。
で、迎えた4月。
担任の先生と、管理職と、養護教諭とで話し合いしましょうってことになっていました。が。
何の連絡もこねー。
3月下旬にチェックするはずだった献立表も届かないし。
どーなってんのか?と問い合わせると
「校長が替わって、新しい校長の方針もありますので…。」と繰り返す養護教諭の先生。
な、なんか不穏な空気じゃね?
で、小学校で指定された日時が、夫も私もどーやっても仕事を休めない日でしたので、日程を早めていただきました。
そしたら担任は発表になっていないから同席できないって。えええーーーっ。体のことにかかわるのに?
私、言いふらしたりしないよ?
で、新しい校長先生との話し合い。
…。
…。
まぁ、一言で言えば、上から目線だよね。
こんなにやってあげてます、的な。
親御さんは子どもの命を守らなければなりませんが、私は校長として、職員も守らなければなりませんので、って。
??
いや、校長だって子どもの命が先デショ?
はっきりはいわなかったけれど。
まぁ、ホントはこんなリスクのあることは引き受けたくない。だけど子どもや親の気持ちにも配慮するから、できる範囲でやらせてもらうよ。ってな感じかな。
で、大量の原材料表(4月分)のコピーを頂戴しまして。ご家庭でご確認ください。調理員さんたちは、これを集めて、コピーして、家に持ち帰りで仕事している。これ以上はさせられない。こんなことをさせていいのか、校長として迷っている。んだそーで。
ほんとはさー、私も確認するけど、学校でも責任もって見てほしかったんだよね。
そうお願いしたかったの。
でも、無理だっつーなら、やります。やらせてもらいます。
やれっていわれたら、やるしかないし。
つか、仕事の持ち帰りなんて、私だってやってるけど、いちいち上司に報告したりしないよーっ、だ。
で、卵の除去食・代替食はやるけど、乳は対応しません。ご家庭から持参してください、ってコトで、シチューがコンソメスープ…みたいな対応もやりません、ってことでした。
なんかヤな感じだったよ。ハッキリ言って。
今回は、援護軍として、夫と行ったけど、あの温厚なうちの夫も怒ってたからね~。
(でも、2人とも笑顔で何も言い返さず帰ってきたよ)
はー、グチいっぱい書いちゃったー。ははは。
ここからはちょっと自慢話でもしちゃおうかな~。
ブログを通してお友達になったatomさん にオーダーして、こんな素敵なエピペンポーチを作っていただきました。
生地の色とか柄とか、いろいろ提案してもらって、kaniの気まぐれにつきあっていただきました~。
中身はこんな感じ。飲み薬を入れるポケットもつけてもらったの。
コンパクトだし、物々しいものだけに、ちょっとでも持っているのが明るい気持ちになればいいなと思って。
で羨ましそう~に横から眺めていた長女にはこんな進級祝いを。
これもカワイイでしょ??
2年間使った筆箱がついに壊れちゃったんだけど、mon、お店に行っても、子どもっぽいのとかギャルっぽいのがイヤなのよね~。でオトナのは、入る容量が少なすぎる…。
もう、monの希望通り作ってもらいました!中までかわいいんだよ~ぅ。
オーダーのペンケースを持つ小学3年生…。おかーさんも奮発したよ~。
でも、超!気に入ってくれたので、大事に使ってくれると思う~。
atomさん、ありがとうございました!!
それから、細々と続けていた牛乳の自宅負荷。
今は30分おきに2回飲んでいます。
負荷試験から4ヶ月半。
合計で100ccの牛乳をクリアできるようになりました!
主治医にも報告し、少しずつ加工食品なんかも挑戦していくことになりました。
給食でも段階的に解除していくことを視野に入れて、焦らず、それでも少しずつ前に進んでいこうと思います。
さ、忙しい春です。
がんばりすぎないように、がんばっていきましょー!おー!