私が、畑をいじくり始めたのは、2019年だったような??

 

元々、田んぼとして使っていた土地から、

数年ほど小麦を作る土地になり、

その後、草だらけになり、

ただ草刈りされていただけの土地を、

ちょこっと端の方から耕し始めたのです。

 

ガーデニングの延長線の畑いじり。

 

何も『農』の知識がない状態で、

しかも独学で、

ただただやってみる。

(ちなみにガーデニングの知識も特段ない)

 

そんな無鉄砲な畑いじりも、今年で5年目になるみたいなのです。

 

そろそろここらで、今までの感想をまとめておこうと、思いたった次第です。

 

 

 

畑と草と草と草と

 

私の畑いじりは、自然農スタイル??からスタートしました。

 

自然農と言えば、「耕さない」とか「持ち込まない」とかが有名な語句。

何にも知らなかった私は、ただひたすらこの有名な語句を信じ、土と草と野菜と向き合う日々。

今思えば、かなり無謀な野菜作りでした。

(ちなみにここに住む前は、都会のマンションに住んでいたタイプなので、ほぼ知識ゼロの人でした。)

 

そんな無謀な始め方をする人もなかなかいないとは思うのですが、

もし私のように「耕さない」を必死に守っていらっしゃる方がいらしたら、

「耕すのもいいよ。」と、言いたい。。。

「耕す必要があるときは遠慮なく耕せばよいのだ」と、言いたいのです。

5年たった今の私は、「適度に耕しすべし」と変わったのです。

 

今まで畑として使われていた土地なのか?

草だらけの土地なのか?

どんな草が生えているのか?

どんな草が生えているのか?!

どんな草が生えているのか!!!

 

3回書いたのは、ここが全てだと思うからです。

 

「土」と「草」を極める事が、農であり、ガーデニングであり、創造なのだ!!

 


 

 

 

自然スタイルの農法

 

最近やっと「そもそも『自然農』とはなんぞや?」っと思い、調べてみたのです。

 

自然スタイルの農法も、いろんな種類があり、

『自然農法・自然農・自然栽培・有機栽培』と、あるようです。

 

コチラのサイト様の表が、とってもわかりやすいです。

以下抜粋させていただきました。↓

 

自然農法とは

  • 除草:しない
  • 耕す:畝は作らない
  • 肥料:不使用
  • 農薬:不使用

自然農とは

  • 除草:しない
  • 耕す:畝だけ作る
  • 肥料:不使用
  • 農薬:不使用

自然栽培とは

  • 除草:する
  • 耕す:する
  • 肥料:不使用
  • 農薬:不使用

有機栽培とは

  • 除草:する
  • 耕す:する
  • 肥料:有機肥料を使用
  • 農薬:最低限使用

 

↑コチラをみると、

自然農とは「除草はしないが、畝は作る」スタイル。

「畝を作る」ということは、一番はじめにガッツリと耕しているということですよね。

野菜を育てる土地の範囲を決め、

その範囲だけは除草し、耕し、

なんなら堆肥も仕込む。

ということは「ほぼ耕しているようなもの」ということですね。

確かに最初にしっかり仕込んでおけば、数年は動かさなくても使えそうですね。

 

 

私が無鉄砲に始めたときは、除草もあんまりやらず、耕さないスタイルで初めてみたのです。

「自然農法」の方に近かったみたいですね。

一番ほっとくスタイルですね。(笑

これは草が大変な訳だ。。。

 

参考までにお伝えすると、自然農法スタイルでも「豆系・トマト・きゅうり系」は、比較的元気に育ちましたよ。

夏野菜と呼ばれる子達は、元気な子が多いのでしょうね。

過酷な環境でも育つのかもしれません。

 

 

そして、現在の私がいいなと思っているのが「自然栽培スタイル」。

除草もするし、耕すこともするスタイルですね。

こちらのスタイルは、『奇跡のリンゴ』で有名な木村秋則さんの提唱する農法の様です。

結局ここか!っという感じですね。

やっぱり除草も大事なようです。

 

私の感覚では、除草するべき草の種類がポイントなのだと思いました。

なんでもかんでも草を取ればいいわけではないと思われます。

簡単にいえば、「多年草」を除草していく訳ですが、、、

草を見ただけで、多年草の草かどうか解りますか??

もちろん私は解りませんでしたよ。

(マンション出身ですしね(・∀・))

 


 

 

草の種類を見極める

 

草を見極める力。

これが野菜を育てていく中で付く「スキル」だと、今は思っています。

 

草の種類によっては、どうしても野菜のそばにいない方がいいタイプの草というのがいるのですね。

これは「自然を大切にしよう」「草と共存していこう」といった意識とは交わらない。(笑

このタイプの草は「自然スタイルでみんな仲良く野菜と共存」というわけにはいきません。

 

姿が大きく成長し、

・横にどんどん広がるタイプや、

・縦にガンガン伸びるタイプや、

・根っこがずずなり繋がっているタイプなど。

こういう勢力旺盛タイプは、畑と呼ぶ場所にはあまりふさわしくない子達なのです。

(畑の周りにいるなら大丈夫だけどね)

 

こういうタイプの草さんは、生存競争強者の方々なので、みんな野菜達に勝ってしまうのです。

野菜達が負けてしまう。。。

 

野菜のそばには、野菜と仲良くできるくらいの強さの草がいる必要があるわけですね。

 

ただでさえ、今の野菜達は過保護に育てられることを前提としてできている子達。

天然魚と養殖魚で例えたら、養殖魚。

私たちの食べている野菜は、基本すべて「養殖菜」ということ。

その為「天然草」には勝てんのです。

 

 

では「畝のそばにいない方がいい草達」とはどんなタイプか??

私が気になる草を、個人的主観で集めてみました。

以下のタイプは、野菜のそばにはいない方がよろしいかと。

 

 

〈横にどんどん広がるタイプ〉

イネ科オヒシバ、マメ科クローバー、カヤツリグサ科カヤツリグサ

 

〈縦にガンガン伸びるタイプ〉

キク科オオアレチノギク

キク科ヨモギも、いろんな活用方法がある薬草ですが、畑では嫌われぎみ。

 

〈根っこがずずなり繋がっているタイプ〉

カヤツリグサ科ハマスゲ・イネ科ヒメシバ

トクサ科スギナも、話題の「ケイ素」が入っている薬草ですが、畑でも庭でも嫌われぎみ。

 

 

基本みんな横に広がるがる草達で、

「地上のから広がるのか、地下のから広がるのか」

そして「どれだけ強靭か」

この辺がポイントかと。

 

野菜のそばにいない方がいいとは言え、

イネ科の草は、刈り取って畝の上に広げて置くには適役ですし、

マメ科の草は、土の中に窒素を蓄えてくれると言われています。

絶滅させれば良いというわけではないのですよね。

適度に草を取り、耕し、野菜達の成長の妨げにならないくらいの距離感がポイントですね。

 

 

いつも良く見かける草達がたくさん登場するサイト様はコチラ。

 

 

こちらのサイトさんは、書き途中っぽいですが、気になる情報がちらほらあったので、貼り付けさせていただきました。

 

 


 草むしりも極める

 

「草むしり」と簡単に言うけれど「ここが全ての集約なのだな」と、最近しみじみ思うのです。

「どんな草と、どう付き合うかが、農であり、ガーデニングでもある」と。

 

野菜の周りにいる草に絞れば、先ほど挙げた草達は「草取り」した方が良いですね。

これからの梅雨時期に、驚くほど成長していきますので、野菜の周りだけと言わずに、畝のまわりの草も取ってしまった方がいいかもしれません。

 

また、根っこが強靭な草を、堆肥にする為に畝の上に撒いてしまうと、

雨が降った時に、撒かれたその場所からまた根を生やし、今度はそこで成長が始まってしまうのでご注意下さい。

 

抜いた草達は、一箇所にまとめて「堆肥」にするのがおすすめ。

ただ、一箇所にまとめた場所にも根を生やしてしまうので、たまにひっくり返した方がいいかと思います。

 

草達は、その土地に合った子達が生えてくるわけなので、土にとっては必要な栄養素。

その為、取った草達は「堆肥」にして土の栄養にするのが一番ベスト。

上手に活用して、肥料を買わずに行きたいですよね!!

 

何年か野菜を作り続けて土が良くなってくると、

「オヒシバ・ハマスゲ」などは、生えにくくなってくるようです。

早く「肥沃な土地」にした方が、草取りも楽になるようですね。

 

 

そしてここで耕す事のメリットが登場!

人間の手によって、草と土を「意図的に和える」ことにより、

堆肥と土がよく混ざり、生命の循環が早くなり、早く「肥沃な大地」となる。

 

この「和える」ということがやっぱり大事なのではないかな??っと思うのです。

畑の土は「糠床」のようなもので、適度にいじることにより土が出来上がり、その土で作られる野菜達も良い出来になる気がします。

「和えて寝かせて馴染ませる」のです!

 

例えるならば

千切りキャベツに塩を和える

煮物を煮込み一晩おく

カレーも煮込み一晩おく

チーズケーキも一日寝かせる

漬物も数日・数ヶ月寝かせる

味噌も醤油も数ヶ月寝かせる

もういいか^_^

 

全て「和えて寝かせて馴染ませる」ことで美味しくなる子達ですよね♪

 

こんなイメージで「土を育てていく」事が、良い土にする近道。

土を和えて寝かせて馴染ませる為には、「耕す」事が一番近道だと思うのです。

今の私は、結局「糠床の様に畑の土を作るべきなのだなぁ」と感じているので、

「適度に耕すべし」に変わったのであります。



 

 

地球にとっての草

最後に、地球にとっての草とは何か??

感じてみました。

 

地球にとっての草は、「人間にとっての皮膚」のようなものなのではないかと思うのです。

(ちなみに木が、体毛だと思う)

 

たまに一本の草も生えていない、茶色の土が露わになっている大地を見かけますが、

日々、土に触れている人間からすると、かなり不自然な姿に感じてしまうのです。

 

地球にとって、草のない土が露わになっている大地というのは、かなり不自然な姿なのではないでしょうか??

まるで、擦って皮膚の上皮がめくれてしまっているような。。。(痛い

本来は、草や木で覆われている大地こそが、安定している姿なのだろうなと思うのです。

 

普通は、草むしりをした土地がそのまま土だけの状態でいることなどあり得ません。

それでは「生命が育たない土地」という事になってしまいます。

必ず次の草が芽を出します。

とっても出る、とっても出る、エンドレス。

だから大変な訳ですね。

 

草を厄介者扱いにして、多くの土地を無駄に土だけの土地にすることは、

砂漠のような土地を、自らで創っているようなものでしょう。

 

生命が育つ土こそが、私たち生命の源でありますので、

その生態系を壊し過ぎてしまうようなことは避けたいですね。

 

 

まとめ

今回は、わたしの「草との格闘の数年間」で感じたことをまとめてみたつもりです。

自然から学ぶ事が多い日々を過ごしておりますが、

未だ、「草との距離感」が一番大変であります。

そんな日々を過ごしながらの記録でした♡

 

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

良い一日を♡