



プーラに到着したのは12時56分。
これはタクシー捕まえるしか無いかなあと思いつつ、おそらくタバコ休憩中のバスの運転手らしき人に空港行のバスはないかと聞いたら、「ついてきな」とバスの時刻表のところまで案内してくれた。
どうやら空港行のバスは1つの会社だけではなかったらしく、その日は13時30分、14時30分、15時40分と結構あった。
バスの運転手が言っていた15番乗り場の前に座る。学生数人と、マダムがいた。
チケットを購入していなかったので、マダムにチケットはどこで買えるかと英語で尋ねると、困った顔をしていた
クロアチアやスロベニアでは、若い人はほとんどの人が英語を話せるけれど、年配になってくると母国語しか喋れないという人が多い
それで多分、私が何を言っているのか聞き取れなかったのだと思う。マダムが「あなたたち英語分かる?」と学生達に話しかけてくれたみたい!学生たちが「どうしたの?」という顔でこっちを見てきたので、チケットはどこで買えるか聞いたら、中で買うシステムらしい。
マダムは、クロアチア語で色々話しかけてくれる。ほとんど聞き取れなかったけれど、「名前は何?」「どこまで行くの?」「どこを回ってきたの?」 とか、多分そういうことを聞いているのだなということはわかった。マダムの名前はマリアーナさん。とても可愛らしいマダムでした。
少し遅れてバスが来た。
バスの中では、相変わらず東洋人は注目の的で、360度から痛い程の視線が飛んでくる。軽く首を回すと必ず誰かと目が合う
とりあえず視線に気づかないフリをして、景色を楽しんでいると、マリアーナさんが「空港はここよ」と教えてくれた。
ありがとうマリアーナ
空港が終点だと勝手に思って呑気に景色なんか眺めてたから 本当あなたが声かけてくれなかったらこのまま終点まで行くところだった