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小生のマツモク製のジョーパスモデル


最近、小生が良く弾くギターは、このエピフォン ジョーパス モデルである。偉大なJAZZギタリストJOE PASSのシグネーチャーで、亡くなるまでの数年間をこのギターと演奏活動をしていた。
市販のモデルは日本のマツモク楽器製造で作られたが、その後、韓国に生産の拠点が移り、現在は中国で作られている。プロトタイプから全てマツモクで作られたが、プロトは単板スプルーストップ、メイプル合板サイド、単板メイプルバック、ネックはメイプル単板で作られていた。市販のタイプはネック以外は全て合板である。
ところがである。何本かこのギターを見たが、プロトのモデルより何故か、合板の市販タイプの方が良く鳴るのである。このモデルによらず、過去のギブソンに、もこんな例はかなり有るが。
単板の物は音抜けするまでに時間を要する。かなり弾き込まなければ鳴ってこない。弾き込んで音を作るのである。それに対して合板は最初から鳴るように作られている。それなりに鳴るのである。
問題は、単板はしかしながら、弾くプレイヤーの音作りが、その後の、そのギターの音を決めてしまう。
未知の可能性を秘めているのが、単板で作られたいわゆるハンドメイドギターなのである。
つまりは、ギタービルダーとプレイャーの合作と言う事になり、結果が判断できるまで早くて3年~10年を要する。なので、その期間を短縮して早く鳴らせないだろうか?そう考え小生はBLUES GUITARを開発した。スルーネック構造にサウンドピッチホールの組み合わせで完成させた。
それは、さておき、このジョーパスモデルはマツモクの秀作だと思う。小生の物は、市販タイプの物なのだが、とにかく、良く鳴るのである。このギターから学ぶ事も多い、、、しかしながら、中国製のこのモデルは、全くの別物と言いたい。大変、残念である。素晴らしいモデルなのに、その技術が無視され単なる量産製品に落とされてしまった。誠に残念!                              $MOONYのブログ
小生の物は日本製マツモクで作られた物である。