$MOONYのブログ-きくた
BLUES in Vを弾く菊田俊介氏

菊田俊介氏と言う人は全く、小生の期待を裏切られた記憶の全く無いギタリストである。こう言う音を出してくれるだろうな、と思うとその通り、いや、それ以上にギターの能力を引き出して弾いてくれる。
小生にとっては、理想的なサウンドクリエーターである。
それだけ、彼がギターと言う楽器を愛し血が滲むくらいに弾き倒す人なのである。
Char氏の様な天才肌のギターリストではない、それ故に彼は他人の何倍も練習して、積み上げるから身にしっかりと叩き込んだフレーズも出る。つまりは自分の引き出しにそれまで、積み上げたものを整理して
しっかりと、蓄えてあるのだと思う。これは言うは簡単だが行うのは非常に難しい。したがって、どんなジャンルの音楽でも彼は対応ができる。
だが、やっぱり、彼の本領はBLUESである。日本、広しと言えど彼ほどの本格的なBLUES GUITARLISTは小生はあまり見た事が無い。心の奥から搾り出すようなBLUESのフレーズはそれまでのいろんな日本人のBLUES GUITAR弾きとは全く違う存在なのだ。
これは、きっと彼がバークレーに留学した後にBLUESに目覚め本場で産まれた如くにBLUESに染まっていったから子供がアメリカで産まれそのまま、BLUESに興味をもち、大人に成長する。
そんな、過程を経てBLUESミュージシャンになったからかも知れない。
彼には、全く、日本人的香りがしない本場の香りなのである。
かく言う小生は日本でBLUESの存在を知らされ、日本の中で演歌や日本民謡の渦中(時代的に)でBLUESをRolling StonesやAnimals,Crem,Jimi Hendrixなどを
通じてBLUESに触れ、その中で作ってきた、そこが、大きな違いかも知れない。
菊田氏はつまりは、純粋培養なのであろう。
ともかく、ギター製作者には真に理想的存在であり、作る際にイマジネーションを描き立てられるギターリストなのである。彼と出会えた事に神に感謝!
http://www.youtube.com/watch?v=vohphj8vUII&feature=fvsr