Dangerous | A Blog With No Name ~ マイケル・ジャクソンの言葉

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Michael Jacksonのことを気ままに更新。


1991年に発売され、これまでに3200万枚以上の売上を記録しているモンスター・アルバム『Dangerous』。

これまでの『Off The Wall』『Thriller』『Bad』でタッグを組み、大成功を収めてきた巨匠クインシー・ジョーンズに頼ることなく作られた最初のアルバムがこの作品。

この頃からすでに「Earth Song」の原型となった「What About Us」や『Ultimate Collection』に収録された「Monkey Business」などが作られていたそうです。


そしてクインシーの代わりにマイケルより年下のテディ・ライリーをプロデューサーに加え、先進的な音楽を目指しました。


そのタイトルトラック「Dangerous」にもテディが全面協力。
テディらしいエッジの効いたスリリングな曲調で、マイケルらしいストーリー性のある歌詞になっています。

この「Dangerous」は『Ultimate Collection』にも初期のデモバージョン(Early Demo)が収録され、まだ荒削りな状態の曲を楽しむことができます。

(ちなみに冒頭の何かが倒れる音は、防音用の簡易の壁が倒れ、偶然マイクが音を拾ってしまったため。)


ファンの間ではこのデモが非常に「Streetwalker」に似ていることから、この曲が「Dangerous」のベースになったのではないかという噂もあります。


さてこの曲はなんと言ってもダンス。
大きく分けて3タイプのダンスが存在します。

①1993年バージョン
②1995年バージョン
③1999年バージョン
です。

まず①では、American Music Awards(AMA)でのパフォーマンス、そしてDangerous Tour 2nd Leg (1993)でのパフォーマンスが主です。特徴はDangerousを丸々一曲やること、途中に「Smooth Criminal」が入らないことなどが挙げられます。






②は恐らく最も有名なスタンダードなタイプ。1995年のMTVでのパフォーマンス、1996年~のHIStory Tourでは1st Leg、2nd Leg共にこちらのタイプ。途中に「Smooth Criminal」が挿入されたのはこの頃から。





③は1999年にドイツと韓国のみで行われた限定公演を主とするタイプ。トゲトゲの衣装を着た女性が冒頭から登場します。2002年には政党の資金集めのためにチャリティーで行ったライヴでもこのバージョンの「Dangerous」が披露されました。ちなみにシャツが赤になっています。







色々なパターンがありますが、公演ごとに細かく違ったり、ミスがあったりとライヴ映像は見ていて飽きません。
一番気に入るダンスはどれか探すのも楽しいものです。