実は山本太郎さんは一度シャープナインに来てステージに上がっています。

震災から数ヶ月。少しずつ街が動き出して来た頃にハンサム兄弟のヴォーカル判治大介くんから電話があった。
「明日シャープナインに山本太郎、そうあのメロリンQの山本を連れて行って良いですか?話を聞いて欲しいんです」
もちろん断る理由はない。
まして判治くんの頼みだ。震災直後、キャンセルが相次ぎ存続そのものが危うい中、すぐにシャープナインに来てくれて演奏してくれた。その時に聴いた「サクラ」は生涯忘れないぐらい感動した曲だった。
彼が福島や東北に対して強い気持ちを持っていた事も知っていたし翌日に会うのを楽しみに待っていた。
そして
事務所にやって来た。やっぱり山本太郎さんは男前。芸能人オーラがあった。
オペレーション子どもたちと言う団体の人たちも一緒だったので予想より大勢だった。確か6〜7人ぐらいいたと思う。その中には初めてお会いする判治くんの奥さんもいた。
オペレーション子どもたちのスタッフがカメラを回す。
応接のソファで向き合い山本太郎さんは「福島は高濃度汚染地域です。子どもたちだけでも避難させましょう」と言って来た。
当時は私も含めて避難や移住の話はいっぱい来た。オレも本気で沖縄への移住を考えたぐらい。
そしてそんな話をステージでさせて欲しいと。
ところが
山本太郎さんは「これから福島の子どもは全員癌になります」と言った。もちろん根拠も示して。
ただここを何処だと思ってるんだ!
まして来月子どもが生まれるスタッフも近くにいた。
オレは「冗談じゃない」と怒った(紳士的にね)
当日は高校生のバンドイベント。
「そんな話をステージでさせられない」
事務所に緊張が走る。
そこに判治くんの奥さんが間に入ってくれた。
オレは癌の話をしない事を条件にステージに上がる許可を出した。あの時奥さんがいなかったらヤバい事になってたかも知れないしステージにもあげてなかった。

今、山本太郎さんはいろいろ言われている。
でも福島のために何とかしたいと言う気持ちがあったのは間違いない。そしてそれはとてもピュアな心からの行動だったと思う。
ただ彼は言葉が暴走する(車も暴走したけど)。
会見を見たけどその辺りスイッチが入ると相変わらずなんだなと思った。

好きか嫌いかと聞かれたらやっぱり嫌いだけど山本太郎さんのような人は国政には必要なんだと思う。

今は体を休めて回復に向けて頑張って欲しいと思います。

さっき久々にサクラを聴いた。
やっぱり涙が出た。