5年前
みんなで駅前広場に避難して来た時、急に雪が降って来た。
ただそれだけなのに
3月の雪なんて珍しくないのに
言いようのない不安と最悪な事態への予感をその時感じていました。

今年もまた少し寒い1日にはなりそうです。


それにしてもまさか311をベッドの上で迎える事になるとは。
自分主催のイベントがあるのに・・・
正直悔しいですがあの日あの時、もっと悔しいおもいをした人々の事を考えればなんて事ない。


今でもはっきりと覚えている。

地鳴り
余震
飛び交うヘリ
誰もいない駅前
動かない電車
ダンボールで囲った、まるで難民キャンプのような避難所
マスク姿で通学する子供達
ボランティアの皆さん
被災証明、罹災証明
テレビに映る頼りない表情の政治家達
twitterでの安否確認
福島を離れた友達
ACジャパンのCM
屋内待機
食べ物のないコンビニ
ガソリンスタンドの列
福島ナンバーお断りの張り紙

そして
日本中
世界中からの支援

はっきりと覚えてる。


そしてこの先どうなるんだろう、と言う不安と負けないぞ!という勇気。 

5年という時間は短いのか長いのか分からない。
でも
俺たち東北の人間は絶対強くなった。
あの経験は俺たちを限りなく強くした。

きっとまた大地震は来る。
いつかきっと来る。
その時、この経験を生かし乗り越え方、何があったかを未来に伝えなくてはならない。

戦争体験を教えてくれたおじいちゃん、おばあちゃんのように。


防災を

そして
ミサイルが突っ込んでも大丈夫だったはずの原発の事を。
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