今日で手術から1週間になりました。
その間、沢山の方からお見舞いや激励を頂戴し感謝しています。
ヒデくんはわざわさ#9まで来てくれたようです。
#9 OGは孫を連れて来てくれました。
本当に感謝です。
日1日と回復しています。
と言うか手術って終わってからが大変。
オレの場合麻酔から覚めたら3箇所が「えらいこっちゃー」と細胞単位で大騒ぎしてる感じ。
痛くはないのですがグワァーっとその部分だけが大騒ぎなのです。
それが手術直後を100とすると今は20ぐらいになりました。
そしてとてもゆったりと流れる時間。
今は歩く事は勿論、立つ事もダメなのでひたすらベッドで横になっています。
風の音
雲の流れ
時折過ぎていく鳥
それをぼんやり見てると何だかとても優雅な時間を過ごしてる気にさえなります。
そして考える時間が多いのでこれまでの事やこれからの事などあれらこれやと想いを巡らせています。
もしかすると
この病をきっかけに自分の人生や生き方を見つめ直しちゃったりするかも知れない。
ん?いやぁ 喉元過ぎればですぐ元に戻っちゃうかもだけど(笑)
手術の次の日の朝。
隣の病室から何ともチープな音で音楽が流れて来ます。
「嵐」の曲でした。
ソレは1時間半ぐらい続きました。
病室でグロッキーにしてる自分に嵐の音楽はとても苦痛で耐えられないものでした。
いつもならそんな事絶対感じないのに嵐のアップテンポな曲調と前に押し出すヴォーカルスタイルがとにかく苦痛で苦痛で吐きそうにさえなりました。
なによりイヤホンで聴かない事に激しい憤りを感じました。
その事を看護師さんに伝えると「ごめんなさい嵐が好きな人がいて」と言われ次の日から嵐は流れなくなりました。
そして翌日
看病してくれているカミさんから聞いてしまったのです。
「あれは面会謝絶の隣の病室の女の子。さっき覗いたら意識レベルの低いそんな目をしてた」
オレはその話を聞いて全て悟りました。
その女の子は嵐が好きで少しでも脳に反応を出させようと家族か看護師さんが行っていた事だと。
そんな事とは知らず次の日から流さなくしてしまって・・・
オレはなんて浅はかな男なんだろうと悲しくて悲しくて・・・
そして「お前の仕事は何なんだよ」と音楽で力をと訴えていた自分の矛盾に情けなくなってしまいました。
物事は表面だけで判断するのがどれだけ愚かな事か、
そこに何故?という想像力や理解がないと大変な間違いを犯してしまう。
そしてそれはほんのちょっとした事で解決が可能になる。
世の中の争いごともきっとそういう事なのかも知れない。
「あんにゃろー!」と思ったらそこに行き聞いて調べてくればいい。
もしくは自分でイメージして自分で解決してしまえばいい。
退院はあと2週間後になりそうです。
311には間に合いそうにありません。
ただ15日は横浜ベイシスさんがわざわざオレのために、オレの誕生日に頑張れイベントを企画してくれました。
なんとかその日に間に合えば(^-^)/
そうそう
311のイベント
アーティストを知らないけど行くって言ってくださってる方が沢山います。
本当にありがとうございます。
早い時間からですが入退場自由にさせますのでなるべく多くのアーティストを観てやって下さい。
本当に良いバンドばかりですから。
入院生活は辛いですが
ここの病院、
看護師さんに可愛い子が多くて。
実はちょっと楽しいです。