(5年生の話)


うーちゃんの拒食症がわかり、

その後の検査で

うーちゃんの体が危険な状態だと

判明すると、

私はさらにうーちゃんのことが

心配で心配でたまらなくなりました。




夜うーちゃんが寝ると、

寝ている間にうーちゃんの心臓が

止まってしまうのではないかと不安になり、

寝ているうーちゃんが息をしているか

夜中に何度も確かめるようになりました。


痩せ細ったうーちゃんが

布団をかぶって寝ている姿は、

本当に薄っぺらくて、

そこに人が1人いるとは思えないほどでした。

うーちゃんがかわいそうで

うーちゃんの寝顔を見ていると

涙が出てきました。




やっと前回の受診から2週間が経ち、

明日は受診という前の夜、

少しのうどんも食べようとしないうーちゃんに、

私はまた怒鳴ってしまいました。



「約束でしょ!

 食べるって言ったでしょ!

 食べなさい!」


それでも食べないうーちゃんに

我慢できなくなった私は、

無理矢理うーちゃんに食べさせようとしました。


うーちゃんの口にうどんを押し付けました。


うーちゃんは、

口を真一文字に結んだまま

動きませんでした。



無理矢理食べさせられる訳もないのに、

自分がばかなことをしているのは

わかっていました。

どうしたらよいのかわからなくて

涙がこぼれました。


「うーちゃん、お願い、

 食べて」


私の涙を見ても、

うーちゃんは表情ひとつ変えず、

私の言葉も何も響いていないようでした。


結局うーちゃんは

その夜は何も食べませんでした。