子どもの権利条約ってどれだけの人が知っているものだろうと思う。

子どもの権利条約

この、日本ではあまりメジャーとは言えない(と思う)国際条約は
私の人生において
二度、顔を見せた。

一度目は私が、高校生の時。
世界史の先生が「世界にはこういう条約がある」と教えてくれた。

「だから、君たちは望まないことを一切拒否する権利もある。
君たちの大切な青春を受験勉強だけに費やすように
仕向けようとするものに対して拒否する権利だ。
また虐げられてる世界の仲間がその環境を拒否する権利。
その権利が子供にはあり、大人にはそれを守る義務がある。」
と。

同時に
「だが、日本はこの条約を今は批准してはいない」とも教えてくれた。
    (現在は批准済みです)
「君たちは、君たちの手でこの条約の精神をつかみ取れ!
 自らの望む方角に自由にはばたけ!」」
彼が目頭を潤ませながら
そう訴えていた姿は今でもしっかり覚えている。

そこから、時を経て。

私は成人し、結婚し、子どもをはぐくむ身になって、
おやこ劇場に入会して。

そこで、再会した。
その存在はすっかり忘れていたけれど、
今でもしっかり思い出せる
子どもの権利条約と。

会員になるともらえる、おやこ劇場の会員手帳。
その最初の方に
「おやこ劇場は子供の権利条約を大切にして活動します」とあるのを見つけた時。

なんだか、
あの時の恩師の姿をまざまざと思い出し、
胸が熱くなるものを感じた。

あの時の自分の生き苦しさを
苛立ちを
大人なんか嫌だ、あんな大人になんかなるものか
社会を絶対変えてやる
なんて、大人の切なさも知らずに生意気考えてた自分の姿と共に。


そういえば、あの時の彼は
ちょうど今の私くらいの年だったのではないだろうか。

とてもとても懐かしく、意味深な想い出。

子どもの権利条約。


きっと、これは
今になってのこの再会は
きっと偶然じゃない。

今、私は子どもの権利を守る側になった。
私は、こどもたちに対して
あの時の恩師の様でありたいと思う。