そこの続き | 月の下ポエム

そこの続き

そこで無常を見つめ

心が常に変化していることを観る

変化しないものはないということを

日々学んでいる

形はくずれ

匂いはうすれ

音も静かになって

変化しつづけ

無常を観る

上がっては下がり

消えては現れ

その螺旋の上で

私達は

起きては眠り

食べて出して

抜けては生え

生えては切り

切っては直り

直っては汚し

やがては死んでしまう。

その理の中で

怖れとは、心とは

どういうことものなのか

個人個人で学んでいく

今の自分はそこに集中しているのか

そうでないのか

日々そこを観ていないと

忘れてしまい

心とともに

苦楽を思い悩みながら

糸の切れた凧のように

風に身をゆだねたままに漂うまま

世の中には皆で決めたルールはあるけれど

守ったり守らなかったり

それによってまた思い悩みながら

生きつづけている

その中で

よりよく生きようと思って

本を読んだり

話をしたり

いろんな体験をした

僕の中に蓄えられたそれらの経験

それを元に答えらしきものを探し求めた

その蓄えられたもの

人に感謝されたり

人に怒られたり

あれが好きだったり

あれが嫌いだったり

欲しかったり

手に入れたり

手に入らなかったり

苦しかったり

楽しかったり

それをまた欲しがったり

気持ちよかったり

気持悪かったり

照れたり

強かったり

笑ったり

泣いたり

嘘をついたり

正直だったり

面倒だったり

続けたり

止めたり

それらを経験し

知恵を得たり

その知恵が役に立ったり

立たなかったり

もっと知恵を練って

成功したり

しなかったり

友情を育んだり

けんかしたり

仲直りしたり

裏切ったり

約束を守ったり

蓄え

蓄え

慮り

考慮し

よかれよかれと

蓄える

固め

固め

考えをまとめようと

せっせっせっせと

正直に生きる

皆は人にそう求める

求めなくとも

そう勧める

勧めなくとも

示そうとする

示さなくとも

無言のまま

そう思う

そう思わなくとも

無常に変化し続け

あったりなかったり

行ったり来たりしていて。

それが皆で作ったルール

私達は人間で

それを守る事で

守られるものがある


水が凍り

とけ

ながれ

蒸発する

いつか雲になって

また雪になって

僕らの頭上から

降り注ぐ

重力によって

上から下へと

私達は中心に引き寄せられて

歩き

泳ぎ

大地を走って

日が暮れれば

家に帰り

瞳を閉じる

全ての経験を

この地球とともに

この宇宙とともに

体験している

大地



空気



重力



精神

何かひとつでも欠ければ

私達は生きて行けない

その中で暮らしている

それらは全て変化し続けている

その中で

私達は

科学を進歩させてきた

科学とはなんだ

原初的なな1+1は2

であるとすると

1とはなんだろう

人間が決めた単位

単位とはなんだろう

再現性

また同じものを再現するための基準

もしくはこれを基準に新しいものを構築する

過去性と未来性

円周率というものがある

小数点以下が限りなく続く

円周率=真理

とするならば解りやすいのだが。

実際小さくなればなるほど

気にならないし気づかない

生まれたての赤ちゃんにとって

「死」がとても小さいものであるように

たいしたことではない。

それでも年を重ねるにつれ

小さい事が大きくなっていく

日頃、円周率3.14付近で生きていた人は

死に近づくにつれ3.14159 26535 89793となっていくのかもしれないし

近づかない人もいるのかもしれない

生きながらに悟るというのは

その円周率を割り切ってしまえることと似ていて

またその解が存在するのか否かということに似ている

そして小さい事に気づくということは

小数点以下の桁数が多いと言えるのではないだろうか

それは精度が高いということで

それを乗り越えられる人はまた次の桁へと勧めるのではないだろうか。

職人芸といわれるものほど小数点以下の桁が多いか

それを超越して割り切れ、振り切れているのだろうか

そこに至るまでの

迷走、到着は果てしなく感じてしまう。

ひとは打ちのめされて小数点以下の精度を次へ次へと高めていく

いわばレベルのようなものかもしれない。

それらの次元の中で心は揺れ動いている

心の揺れが小さいほど精度があがる

狙いを定める照準のように

そのブレが小さいほど

自己の能力を発揮できる事につながる

それは不動心とよばれたりする

ではその「ブレ」はどうやって収めていけばいいのか

それを解明したのが

お釈迦様であると思う。

               
                
続く