虚たえ | 月の下ポエム

虚たえ

夢に想う自由は

最初と最後の点であって

本当に小さなことまで

突き詰めながら

僕らはその地盤を固め始める

最高に磨き上げた答えも

夢の中では答えとして

そのすべてを果たすことはできない

小さい個別性を

本当に小さい所まで

追っていった者の答えは

波立つ私達の心に響きはしない

流れる異風や異音

ありふれたことに

思い煩う者よ

桜の夢に残されし

淡い残り香の答えを

見つけるには

この世の重力はいらないのだ

自己の重力を見つけるまでは

僕らの心にその答えは響きはしない