絶望から感謝の日へ | Cherio's Days

絶望から感謝の日へ

実はここ数日間は、
とても、とても辛くてシンドイ日々でした


先月頃から
ワン娘のパティの左目の下瞼が、
なんだか少しだけぽっこりし始めました


「時々出るマイボーム腺腫かな?」


と最初は思っていましたが、何か気になるショボーン


しかも、
なんだか日に日に大きくなってきているような?

仕事がコロナの影響で自宅待機の日があり、
毎日、じっくりパティと遊んでいたので、
日々の変化がとても見て取れました



気がついた頃

向かって右の目の下瞼が少し垂れていて、
下瞼のところに僅か小さくポチッと






コロナがピークの頃だったので、
なんとなく病院へ行くのも躊躇われたのですが、
いよいよ週末に病院へ連れて行きました


「先生、パティの下瞼にポチッとできてしまいました」

と、いつものようにマイボームか何かで、
点眼麻酔をしてぴゅっと取ってもらえると思っていた私に、




「パティちゃんのお母さん、
これは瞬膜というところにできた腫瘍ですよ」

と先生



えっ?瞬膜?・・・・腫瘍!?


瞬膜と言うのは、
人間にはない「第三の瞼」と呼ばれる物で、

言われてみると、
薄らとした膜のようなものがあります
犬や猫、鳥にもあるらしいです



「瞬膜は通常の瞼のできものと違って
点眼麻酔などでは対応できません。
痛みが強いので触って動くと
眼球を傷つける可能性があって危ないので、
鎮静剤か麻酔を打たないと」



しかも、先生が下瞼ををめくってみると、
私が確認していたよりもずっと腫瘍が大きくなってるガーン


「炎症性の腫れであれば抗炎症剤を呑めば小さくなると思うので
とりあえず点眼薬と抗炎症剤の服用で様子を見て、
数日経っても腫れがひかないようであれば、
眼科のある専門の病院で診てもらわないと…」


普通の動物病院では診られないなんてガーン


ホームドクターの先生に
直ぐに眼科のある大学病院を紹介してもらうことになりました



大学病院の予約はそうそう直ぐには入れられず、
しばらく待つかもしれないと言われ、
気持ちがどんよりと一気に沈みましたショボーンダウン



先生がすぐに大学病院へ紹介状をファックスし、
ホームドクター受診から4日後に
大学病院へ行くことができました


「念のため、前の日は夜の9時までに食事を終えてください。
朝は、水であれば7時まで飲んでも良いです」

とのこと。



この食いしん坊娘が朝ごはんを抜く…ガーンあせる
我慢できるのかしら?




大学病院へ行く前々日の様子です

前の写真から10日ちょっとしか経過していないのに、
みるみるぽっちが大きくなっています汗






翌朝はご飯が欲しくて相当ぐずりました

私もなんだかパティに悪くて食べにくかったのですが、
私がふらついていてはいけない!と思い、
パティごめーん!!!と言いながら、
娘から隠れてとりあえずバナナバナナだけ頬張りましたあせる



そして隣の市の眼科のある大学病院へ病院



一通り、
血液検査、エコー検査、画像撮影、レントゲンをし、
健康状態にはOK出たので
お目目のぽっちを摘出して病理で検査してもらう事に


鎮静剤を投与されて1時間程でオペが終了


鎮静剤のせいなのか、
パティはしばらくぼーーーっとしていて、
切除手術だったので目も赤く腫れていましたあせる


家に帰ってくると、
お腹を壊してぴーぴーうんちうんち
(ばっちい話ですいません)
麻酔の副作用かなはてなマーク



本当なら1日がかりの検査でクタクタ&ぐったりのところですが、
さすが食いしん坊娘ビックリマーク

すぐさまご飯をパクパクと食べてくれました


こういうところ、本当にありがたい良い子です合格


病理の結果を待っている数日間は、
私も心配を通り越して気持ちがとても乱れましたショボーン
動悸はするし、目眩はするし…汗



そして手術から6日目
大学病院からの病理の結果連絡が


結果は、
瞬膜にできた黒色メラノーマ腫瘍
悪性のガンでしたガーン


結果を聴いた時は、
脚に力が入らなくなって
床にヘナヘナと座り込んでしまいましたえーん


手にも力が入らないし、
頭は真っ白になるし、
ショックが大きすぎて身体が麻痺した感じです


再発の恐れが高く、
とてもたちの悪いガンなのだそうです汗


しかも瞬膜に発生する悪性腫瘍というのは
大変珍しく、
過去の症例もほとんど無いそうです


こんなに短期間に急激に大きくなるもの
やはり良くないものだったのか…



直ぐに残りの瞬膜を全摘した方が良いとのこと
しかも全身麻酔による大掛かりな手術になるとのこと


パティは14歳7か月
心臓の薬も服用しています

手術に耐えられるのだろうか?と、
とても不安になりました


でも大学病院とはやはり凄いと思ったのが
先生には手術に対しての迷いが全く無かったことでした


むしろ手術をしないという選択肢は当然無いという風で、
検査の結果をみる限りは
パティは手術に耐えられるだろうと


専門の麻酔の医師も付いてしっかりと手術に当たるせいなのか、
普通の動物病院なら、
「高齢だし心臓の心配もあり麻酔が危ない」とか、云々という言葉もあるはずですが、
そんな言葉何一つありませんでした


なので私も、
迷いなくパティの手術に踏み切れました
選択の余地など、
そもそも無いのだということも理解できました



少し冷静になってから、
また先生と電話でじっくりお話しして、
先生から連絡をいただいたその翌日には、
瞬膜の全摘手術をしてもらう事ができました



パティが入院しなくても良いようにと、
麻酔科の先生とも直ぐに打ち合わせて時間も調整してくれました



また夜9時までの食事制限と朝食抜きで大学病院へ



前の手術から1週間で今度は更に全身麻酔を伴う大きな手術
祈るような気持ちでパティを預け、午後から仕事へ



こんな時の仕事もシンドイですが、
家でじっと待っているのも、
それはそれで辛かったかもしれません



手術が始まった時間からは
私も吐き気がする程に緊張しドキドキしショボーンあせる
ただひたすらパティの無事を祈り続けました



手術後、
パティが麻酔から無事に目を覚ましたとの連絡を貰い、
仕事の後、直ぐに病院へ迎えに行きました



前回同様、
お腹はピーピーちゃんうんちとなり
オシメちゃんになっていました
(仕方がないよねあせる



今回は摘出範囲も大きかったため、
引っ掻き防止のエリザベスカラーを首に巻かれいました


前回以上にぼーっとしていたパティ
目は真っ赤に腫れ上がっていました
とても痛々しい…汗



アメリカンコッカースパニエルという犬種は
そもそも瞬膜が他のワンコより大きいらしく、
摘出範囲が広かったとの事です


それでも日帰りで家に帰れて本当に良かったおねがい



そしてそんな最悪なコンディションの中でも、
ご飯を食べてくれる我が娘合格


えらいっ!偉すぎる!!笑い泣き



全身麻酔をかけられたので
この際なので、
身体に数カ所ある他のぽっこりおできも摘出して、
瞬膜と一緒に病理に出して診てもらうことに

傷だらけのパティですあせる


あと歯石も出来る範囲で割りとってくださいました


幸いにも、
様々な心配事全てに真摯に向き合ってくれる
とても良い先生に巡り会えたと思います


その日はなかなか落ち着かなくて、
私の腕枕でなんとか寝かしつけましたぐぅぐぅぐぅぐぅ



手術後からは、
もう後は祈って病理の結果を待つのみ


もしも発生部位以外の瞬膜からも
悪性腫瘍細胞が出てしまったら、直ぐ隣にある結膜への再発や、
今後、肺や肝臓などへの転移の恐れがあるため
化学治療に入らなければなりません


どうか腫瘍部のみに、
悪性腫瘍細胞が留まってくれていますように、と



祈って、祈って、祈って



そして免疫力をアップさせるための
どんな治療方法があるのかなどを、
ずーっとネットパソコンで調べまくりました



エリザベスカラーが辛そうなので、
私が見ていられる時間は外して、
とにかく触らないように、引っかかないように



そして何より自分を責めましたショボーン汗爆弾
何故、異変に気づいて直ぐに、
1日でも早く病院へ連れて行かなかったのか



少しの変化でも、
躊躇してはいけない歳になっているのに
私はワン母失格だとダウン



しかしどんな結果であろうと、
結果を受け止めて、出来る限りの治療を受けさせよう
パティと一緒に頑張ろう!

強い母になろうと心に決めました



パティの目は真っ赤で、
時々、血の混じった涙も出て、
あちこち腫瘍の検査をしたので傷だらけです



でも、
とても、とても、とても
パティは可愛くて愛おしくて
この子を失いたくないという、
強い気持ちが心の底から湧き出てきます


これまでも、
パティの事は深く愛して来たはずですが、
こんなにもこの子が
私にとってかけがえのない存在なのだと言うことを、
心の底から、思い知らされたのでした



ガンの治療や免疫力アップのために、
アガリクスなどが良いとの事で、
ネットで同じく愛犬や愛猫のガンの治療を頑張っている方々の
ブログなどを拝見すると

「リンパクト」や「コルディG」

といった
サプリメントを与えていらっしゃる方々がとても多かったので、
すぐに購入し早速ご飯に混ぜて与え始めました



頑張って病気と闘っているワンコたちと飼い主さん達の
貴重な情報のご提供はとてもありがたいですクローバー



そして何より、

「手当て」

パティを私の手で沢山、沢山撫でて、
どれだけパティが大好きか、大切かを伝えながら、
何か少しでもパティに伝わると良いと願いながら


神様にひたすら祈り続けました



ついに今日、
大学病院の先生からの電話がありました


全摘した瞬膜とリンパには、
悪性細胞が全く無かったとのことでした


神様…
また救ってくださったおねがい



ララお姉ちゃんも、
見守ってくれたんだねラブラブ



ただし・・・ですが、
これで完全に転移の脅威が無くなったわけではなく、
比較的予後は良いと思われるという事なのです


実際にメラノーマ腫瘍ができてしまった事は紛れもない事実なので、
免疫力アップと定期検診は継続していく必要があります


先生とも相談しながら、
有効なケア方法を見つけていきたいと思います



今回の事で知ったのが、
アメリカンコッカースパニエルという犬種は、
黒色メラノーマ腫瘍になりやすい犬種だそうなので、
これから転移や再発には
相当に注意していかなければなりません



アメコカの他にも、
ビーグルちゃんにも多いそうです


気をつけましょうねクローバー



昨年の9月に長女ワン娘のララが、
17歳と9か月で虹の橋虹へと旅立ちまだその悲しみが癒えていないまま、
パティまでも、もしも…と考えると、
本当に怖かったですショボーン



パティはこれまで特に大きな病気もなく、
お転婆が過ぎてヘルニアになったり、
手をゲージに挟めて怪我したり、
年相応に白内症が少しあって、
心臓もお薬を飲んでいたりしますが、


内科的には、
これと言った大きな病気などが無かったため、
完全に油断していましたあせる



ただ今回の事で
何故ガンになるくらい
免疫力が下がってしまったのかという事に、
少し思い当たる節がありました



勿論、高齢であるということ、
犬種の遺伝的なものも要因にあるかと思いますが、


実はパティはお腹が大変弱い子で、
一定期間おきにピーピーうんちになっていました


特にお姉ちゃんが旅立ってしまってからは、
さらにピーピーの頻度が増えて、
脂分の多いフードを止めて、
グルテンフリーで低脂肪のドッグフードに切り替えました



それでもたまにピーピーになる事があり、
その原因がわからず、
ホームドクターの先生と頭を悩ませていたところ、

たまたまヘルニアの炎症どめに服用したステロイドが、
慢性的に炎症を起こしていた腸に効果があり、
ピーピーがおさまりました合格



なんでも、これは人も同じことが言えるらしいのですが、

腸の状態というのは免疫力に大きく影響するらしく、
実に免疫力の8割が腸の状態に由来する
という説もあります



そう考えると、
お腹の状態が長期に渡って慢性的に悪かったことも、
免疫力低下に大きく影響し、
結果、ガン腫瘍の発生が引き起こされたのではないかとも考えられます


勿論、慢性的にその箇所を刺激しても良くないそうで、
よくパティは目を擦っていたので、
その刺激も良く無かったと思います



今回の事で、
パティの年齢を考えると、
「健康」はもはや当たり前ではなくなったのだと、
心底痛感いたしました



何か少しでも気になる事があったら、
躊躇無く病院へ連れて行くべきですね



特に高齢の子は、
これまで元気な子ほど油断してしまいますショボーン
本当に気をつけていかないと



この度のパティの病気は、
神様が私にくださった気づきのきっかけと思って、
今後はもっともっと、
ワン娘のパティの健康状態をしっかりと見ていがなければいけません


モノ言えぬ動物の子ども達は、
親の私たちが気づいてあげるしかないのですから



今は抜糸まで、
とにかくパティが傷口を触らないように、

そしていつものいたずらお転婆病が出てハチャメチャをしないように、
エリザベスカラー装置時以外は、目を目離さず徹底監視ですあせる