武田鉄矢の母親の言葉で

若い時は可愛く見えても、

年を取ればその差は無くなってみんな同じになる

確かに一理ある言葉で

ハンサムも美人も歳を取れば、その辺のレベルの差はない

だけど、私は問題はその先にあると思っている

レベルの差がなくなっても、素敵な顔と醜い顔は存在している

何が素敵で何が醜いかを嗅ぎ分けられる感性がなければ

みんな同じ顔で終わってしまうだけの話

老齢になれば同じにしか見えなくなってしまうもんだが

よーく注意を払うと顔にちゃんと歴史が刻まれているのだ

シミや皺や傷や色などがその人の生きてきた履歴書として顔に残る

ある年齢を境として

生まれつきだったものが、どう生きたかに代わってくる

どんなに綺麗に生まれついても、根性が悪ければ

その意地悪な心が顔に刻まれるようになる

隠したって隠し切れない内面を曝け出した状態になる

誰も気が付かないだろうと澄ました顔していられるのも若い時だけ

 

 

 

それで面白い動画を挙げている人がいたのでここにご紹介する

20代の八神純子と60代になった八神純子の対比である

 

 

この動画を挙げた人の意図は判らないが、皆さんにはどう見えました?

私は若い頃の八神純子さんをあんまりいいとは思わなかったけれど

今はすごく素敵な女性に見えてしまう

開き直ってて言い方は語弊があるんだけど

若い時に気にしがちな容姿や外見を振り捨てた潔さを感じる

それは歌そのものにも表れていて若い頃は上手に歌っていた八神純子が

今は歌の表現に自分を曝け出した迫力を感じるのだ

これは以前にマライアキャリーの時にもお話したんだけど

額に収まる綺麗な絵より、額からはみ出す絵になった

 

 

世間で云われてる美しさや綺麗さってそれほど大したもんじゃない

ましてや生まれつき持っている美形なんてハナクソみたいなもん

そんなことで一喜一憂したってしょうがない

何をどう考え、どう生きたかのほうが、はるかに重要

生まれつきは変えられないけど、

自分の顔は自分の生き方で変えて行ける

そのことに気づかずに生きていけるのは若い時だけ

若い時のつまらない価値観に惑わされずに

自分を曝け出しても恥ずかしくない生き方や考え方を身に着けるべき

若さを保つことを考えるより

老いてゆく自分を曝け出しても平気になる事のほうがはるかに大事だと思う