最近ほかの話でちょっと考えさせられたので書いてみる

 

その人は、自分の正直な気持ちを話しただけなのに、

なぜ、非難されるの? って言うのね

 

そもそも正直な気持ちだから非難されないって理論ってあるの?

いつから正直ってそんな正義の御旗を持つようになったんだろう

正直になりなさいとか、真面目になりなさいとか

さもそれが正しい決まり事のように世間では言われてるけどさ

きっと学校や親からそんな洗脳教育を受けたんだろうね(笑)

偉い人から言われても、それが本当に正しいかどうかは自分で判断しなくちゃね

そんな戯言を真に受けずに自分の頭で考えてみろ!と私は言いたい

 

というわけで、今日は「正直」に特化して持論を言います

もしあなたが本気で自分に正直になろうとしたら、それは精神崩壊を起こします

当たり前の話です

我々は決して正直な世界では暮らしてはいない

誤魔化しや虚像の中で人間社会は作られている

そういう中で他人に正直さを求める行為は

建前だけ気にして本当の人間を見ていないのと同じだ

なのに念仏のように誰もが正直さを求めたがる

逆にそんな単純な世界など私には気持ち悪い

清濁の中でどう自分を見失わずに生きていくかが大事であって

正直かどうかは糞みたいな問題だ

 

私から見れば、正直を意識する人ほど、自分に対して不誠実だと思える

人間って虚実綯い交ぜの中から本当の自分を垣間見れるくらいの存在でしかない

だから、私が判断する正直さって、相手の虚実の中から少し垣間見れた正直さだけだ

我々はそういう危うい世界で暮らしているのであって

決して、正直=正義 とはならないのである

 

それで冒頭の(正直な気持ちを言っただけなのになぜ批判されるの)を解説する

世の中でこういう勘違いをする人は多くて

思ったまま、感じたままを直接口にすることが正直だと思っている

そんな単純な世界で我々は生きていないのだ

清濁混ざった感情の中から、周りの状況も考慮し、

自分の気持ちに一番近いものをチョイスしていく

これが人間の持つ正直さなのだ

自分が一番嘘つきのくせに子供に正直の大切さを説く大人も

それを鵜吞みにして何も考えない子供もダメだと思うよ

あんたらみんなただの不正直な人だからね

 

これは以前私がブログにした「嘘つきで何が悪い」にも通じる話で

人間の付く嘘の中にも美しい気持ちや真実の心が隠されていて

人が真実だと思っていることにも、嘘や誤魔化しはたくさんある

正直さにも嘘や誤魔化しの部分っていっぱいあるし

不正直さの中にも真実は潜んでいるって話なんだ

 

 

ね!

大変でしょ 人間が人間で生きてゆくのって!

だから面白いんだけどね(笑)