今日は中島みゆきさんのことについて少し書こうと思う

好きであることは間違いないのですが

ちょっとその才能が怖いぐらいの時がある

 

私はこの人のことを尊敬を込めて『フォークの魔女』と呼んでいる

今更私が称賛しなくとも誰でも中島みゆきの凄さは知っている

誰にもまねできない世界を作り上げた人だ

 

 

 

批評などとおこがましくてするつもりもない

ただひとつだけ言いたいことがあった

 

暗く落ち込んだ自分を勇気づけてくれた名曲『ファイト』についてだ

この曲のファンって音楽関係者にも多くてカバーはたくさん出ている

それらのカバーの特徴は、

みんな歌詞を大事にするあまり唄に入り込んでしまう

つまり力みすぎて唄う

 

一方中島みゆきさんはこの曲に限らず

自分の唄の歌詞が重たい内容であることを知ってか知らずか

おそらく知ってだろうけど、軽めに抜く感じで歌う

 

人に聴かすということについては

プロ中のプロの中島みゆきの唄い方が正解だと思う

シンガーが歌に入り込めば、それは見苦しい独りよがりになる

見ている周りはシラケて歌詞の内容に入り込めなくなってしまう

 

 

だが、ファイトという歌を自分の応援歌とする立場から思うことがある

 

世の中には正解することが正しくない時がある

どんなに重たい歌詞であっても、

もっと入り込んで力んでほしいと思うときがあるのだ

それだけの内容がこの『ファイト』には隠されていて

聴き手の心にダイレクトに伝える必要がある

だってファイトは世間に向けた刃じゃないですか

 

 

 

次にあげる動画は、今売り出し中の二宮愛ちゃんの『ファイト』のカバーです

見てもらった後に、この評価を書きたいと思います

 

 

 

 

辛辣な言い方だけど

この方は今まで力んでもお行儀のいい歌い方しかしてこなかった

初めて本気で入れ込んだ歌い方を聴いたが

他人に聴かすプロの歌手としては未熟だと思います

中島みゆきという天才の足元にも及びません

 

でも、おじさん、あなたの唄を聴いて泣きました

歌詞がダイレクトに飛び込んできて涙が止まりませんでした

 

 

プロと言われるシンガーなら、突き放して唄うことが

どれだけ大事かを知っています

客観視できなければ作品はダメになります

でも、正解をいくら重ねてもたどり着けない領域がある

そのたどり着けない領域をあなたは今日見せてくれた

 

誰も崩すことのできない牙城で

天才中島みゆきに弱者の一撃を食らわせたと私は思っている

 

 

 

 

前からカラオケで100点取るような歌い方が

賛美される風潮が気に入らなかった

唄にプロもアマもない

ましてや点数など何の参考にもならない

喩え0点を取ろうとも

唄でどれだけ相手の心をえぐれるかが勝負なんだ

カッコ悪く泥臭くても、相手の心に訴えるものを持つものが

本当のシンガーなんだ

歌の世界に優等生なんかいらない

音を外そうが声が掠れようがどんどん歌詞に入り込め

独りよがりであって何が悪い

 

 

 

魂の叫びに

誰が点数を付けられるというのだ

 

 

 

 

 

 

※ブログはここで終わりですけど、

魂の叫びが何かという参考までに

田村元子さんの動画を上げておきます

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