woky shoten/ヘンリ&パブロ | ScrapBooking Diary

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旅のかけらと家の中に埋もれているがらくたのコラージュ


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鎌倉の大町から逗子のほうへ行く道沿いに
牢屋のようなカフェ ができたというので、仕事が終わってから友人と出かけた

確かに怪しい雰囲気のお店で四谷シモン の関節人形のようなものやら漆喰のなんだかやら…e.t.c.
でも昔はそんなかんじの部屋に住んでいる油絵科の男の子がたくさんいたので
なんだかなつかしい感じのカフェだった

そのお店Henri & Pablo にwokyさんがいらしていて、『青山で展示会をやるので』といって
リサイクルのふるい封筒に印刷したという案内状をもらった
こんなステキな案内状をつくってみたい

woky shoten という不思議なネーミングのその方は
針仕事作家さんとのこと
一針一針、思いをこめた(あるいは思いを削除した)ステッチ
既成の服が新しい息吹を吹く返す

私がスクラップでやりたいとおもっていることと
少し似ているかな

ちがう ちがう
2.3時間で出来上がらないと飽きてしまう私のスクラップとは大違い
時の中をゆっくりと旅する手仕事


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展示会場は骨董通りの裏にあるart & science という隠れ家のようなショップだった
流行には左右されない服やアクセサリーバックなどがセレクトされている
こういうのが好きな若い人もいるんだと思うとうれしくなる

今、仕事でたずさっている私たち世代の服とも共通するものがあって
年代に関係なく同じ思考回路の人は同じようなテイストが好きなのかなって思ったら、
まだまだ服作りは続けられると再確認


この所はホビーのスクラップというよりは昔ながらのスクラップになりつつある
自分で撮った写真も使わず、記録として残しておきたいものを
ただLPサイズに貼付けてるだけ
リタイアした人が自分史を書いたりするのと同じなのかもしれない
そういうお年頃ってことかな

これじゃ一生分あるスクラップの材料がちっとも減らない

でもスタイルは変わっていくものだから今はこれが一番やりたいこと



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★レトロテイストのニードルブック