今日はよく晴れていたのだけれど、寒気が戻ってきているからか、思ったよりも風が冷たく、やっぱり手袋は必要でした。

今日はまずは新しい教本の『ドッツァウアー第1集』の弾き方を教わるところから。基本的には全て弓を返してレガートですが、特に「デタッシェ」という弾き方をするんだとか。例えばアクセントは最初に大きな音が出て、その後音は消えていきますが、デタッシェというのは最初からその音が続く間はずっと同じ音量で引き続ける…というものだそう。尻すぼみにならないように、ということみたい。こちらは余力があれば、ということになったのだけど、次は来週、微妙です。続いては『チェロ基礎教本』のNo.106、前回教わったスラースタッカートの練習でしたが、これがまぁ弾けないひけない。キュッキュッと短く弾いて止める!というのはかなり強く意識しないとだらしない音になってしまっていけません。…というか、自分ではちゃんと弾いているつもり、というのが一番ダメかも。こちらも何度か弾いてみて、変化もさらってひとまずおしまい。

曲は弾くのと同じ順序で『ケ・セラ・セラ』から。まずはピアノと合わせてみてから、個別のパートをみていただきます。今回はビブラートもかけてみる…ということでちょっと試してみたのだけれど、先生の言うようにしっかり脱力をして大きくゆらす…にはほど遠く、とにかくまずは脱力をしっかり意識して、長い音の時に脱力を確かめるように腕を開いたり閉じたりしてみることになりました。あとは音程などは心配せずにもっと自由にのびのびと思うように弾くと良い…とのことでした。むぅ、それが一番難しいのに…。そして『愛の讃歌』も最初にピアノと合わせていただき、その後細かくという流れ。今回は中間部の変化の部分と重音を特に見ていただきました。ちょっと焦った部分もあったのですが、全体としてはぼちぼち覚えてこられたかなぁという感じ。ただ、歌の曲なのでこちらもしっかり歌って弾けると良いですね…というのが高いたかいハードルだったり。むぅ…。

本日の課題:
*スラースタッカートは「前に進みたいけれど進めない感じ」をしっかり出して弾く
*『ケ・セラ・セラ』両腕の肩~肘、肘~手首はしっかり脱力して弾くこと
*A線を弾くときに肘をあげすぎないように、肘は常に脱力し、手首に重みを伝えるように
*右手首が外れがちなので、1、2番の指にしっかりのった状態をキープして弾く
*移弦のときも弦との接点にのった重みごと次の弦に乗り移るように
*左手は指先に重みをのせたまま次の音へと重みを移すように
*ビブラートは、左腕がリラックスした状態で肘が上下にゆっくり開いていてかかるだけ
*ビブラートをかけよう、という意識は必要ない
*『愛の讃歌』中間部の細かい音は、肘まかせにせず、右手の指で1音1音を発声すること
*弓を返すときに手首が逃げがちなので、弾ききったかたちそのままで重さをキープする
*重音で3番が低くなりがちなのでしっかり開いて弾く


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