今日は私の先生も参加されているチェロアンサンブルのコンサート。先生の本気の音を聴く機会なんてそうそうないので、かなり楽しみにしておりました。前回、K先生のリサイタルは時間的にタイトになってしまって慌てましたが、今日は少しゆとりをもってお昼をいただき、そしていざホールへと参ります。席に座って待つ間、プログラムで先生の場所をチェックしたりしてたのですが、なんと先生、1曲以外は出ずっぱり!結構な長丁場なのにすごいです…。

今回は「湘南コンサートの会」というところの主催だったのですが、特になにか一言あってから…ということもなく、すぐに開演となりました。チェロアンサンブルはあまり聴いたことがなかったのですが、思ったよりも弾き手の個性が伝わってくるものなのですね。私はやっぱり先生の音を聴こうきこうとしてしまうので、身びいきというか、そういう部分もあるのだけれど、あぁ、このひとの音が好きだ~…とうっとりしみじみしておりました。アンサンブルは全体のバランスが肝、と以前教えていただいたけれど、確かに教室の発表会でソロで演奏された時とはまた違った音色に感じられました。前半はハイドン「ディヴェルティメント」、バリエール「チェロ2本のためのソナタ」、ポッパー「組曲 op.16」、バッハ「シャコンヌ」で、特に最後のシャコンヌが素晴らしく印象的でした。アンサンブル用にアレンジされているのだから、ある意味当たり前ではあるのだけれど、それでもやっぱりこのシャコンヌを聴けて本当に良かったと思います。

休憩を挟んで午後の部はロッシーニ「セビリアの理髪師 序曲」から。聞き覚えはありつつも、やはり印象ががらりと変わって、楽しく聴かせていただきました。…と、次の曲に入る途中で突如マイクをもった初老の男性がステージへ…?なんだろうと思っていたら、エールアンサンブルの指揮者の方でした。割とフリーダムな感じで演奏者お一人ずつにコメントをもらっていたのだけれど、なんと松浦さんと朝吹さんと同じ先生に師事する、いわば先輩に当たる方だそうで、フリーダムさに思わず納得!?先生と中田さんにもそれぞれマイクを向けて、最後にホールの宣伝もちょろりとしてから演奏再開。日本の歌から「朧月夜」と「赤とんぼ」、ピアソラ「リベルタンゴ」、ポッパー「演奏会用ポロネーズ」と続きます。後で聞いたら、小人さんは「リベルタンゴ」をもっとこってりたっぷり弾いてほしかったとか。やっぱり好きな曲は長々と聴いていたくなってしまうのが人情なのかも。ただ、結構トリッキーな感じで弾かれていたので、私には十分なボリュームでした。そして最後の「ポロネーズ」は曲の紹介文にも「超絶技曲」とある通り、華やかで壮大でとても素晴らしかったです。

アンコールの後、満ち足りた気持ちでホールを出、そこで先生や教室のみなさんと少し歓談させていただきましたが、どうもそういう場でどう振る舞うと良いのかがいまいちわからず、楽しくもまごつきがちなひとときでした。それにしても、プロの方なのだから当たり前かもしれないけれど、なんて軽やかに弾くのだろう…と、弓の動きから目が離せませんでした。握るちからもあくまでやさしく、ふんわり卵のきれいなかたち…。左手もとてもやわらかで、体の力みも全くみられず、理想の形を目にできたことはとてもありがたかったです。はるかな高みに到達できるかはさておいて、ひとまずは修正中の弓の持ち方も、今日の姿勢を念頭においてがんばってみようと思います。今日は本当に、貴重な機会をありがとうございました!


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