あっという間にチェロアンサンブル本番の日がやってきました。昨日のうちに必要なものの準備はしてありましたが、やっぱり当日はそわそわしますね…。母の分のチケットは小人さんに託し、奏者の私はお昼前に会場へ行ってアンサンブルの練習です。久しぶりに背負ったチェロは結構肩にずしりときました。集合時間に余裕をもって到着できたのは良かったけれど、ほぼ半数近くのひとは既に来ていて、チェロを弾いている人なんかもいてなんとなく気持ちが焦ってしまった。…というか、普段は先生以外の他のひとのチェロを聞くことがないのもあって、周囲の上手さに圧倒された感じです。まぁ、チェロ歴の差もあるのでしょうが、やっぱりね。とりあえず弾く準備をしてしまおうと、荷物を降ろしてチェロの音程を合わせようとチューナーを出したまでは良かったけれど、色々な場所から音がするのでいまひとつ合っているのか確認できず四苦八苦…。結局先生に見ていただいたところ、もれなく音程が低くなっていたようでした。まだまだ耳もいまいちなのねん。
時間がきたのでサクサクと練習が進んでいきます。今回は全9曲で、全員が全曲弾くわけではありません。私は5曲でそれでも多いな~と思ってましたが、Oさんに聞いたら7曲も(!)弾かれるようで…それは当然練習量も違ってくるな~と思ってしまった。やっぱりこういうイベントごとは弱気になったらいかんのかもです。しかもOさんはNさん、Fさんと2月にあるチェロ・コングレスというのにも出るとのことで、このやる気は見習うべきだなとしみじみ思ったりもして。次のコングレスには私もがんばって参加してみようと思います。むん。
…しかしまずは今日の、いえいえ、もうあと数時間後に迫ったアンサンブルです。アンサンブルというもの自体初だったので、手探り状態だったのですが、アンサンブルのパートは1チェロが最も高音域で、2チェロ、3チェロ、4チェロ…といくのにつれて音域が下がり、低音のバスというか、伴奏パートになっていく感じ。どのパートで弾く曲でも、隣のひとの音やメロディラインを弾いているパートの音をよく聞いて、ということはとても多く言われました。自分でカウントをとりつつ周囲の音を聞きつつちゃんと音程も合わせつつ、というのが思った以上に大変なのと、床に置いたゴム製のストッパーが弾いている途中で滑ってしまって窮屈な体勢で弾かなくてはいけなかったりと、なんだかいろいろ大変でした。しかも何曲か弾いて次の曲まで休憩しながら他の方たちの練習風景を眺めていたとき、ふと右手に目をやると指先の皮がパカッと開いてしまって爪の付根が赤く染まってました。痛まないのは良かったけれど、弓にもちょっと赤いものが付いてしまって「おいおい、どんなスパルタやねん…」と心密かにつっこみながら傷口を軽く洗ってきたりしてたのですが、左手じゃなくてほんとに良かった!そういえば先生方が言っていた言葉で、曲の頭から最後まで全体のリズムがあって弾けると「通ったね」というのがあったのですが、なんとなく障害物走が連想できてちょっとおもしろかったです。曲数もあるのでそれぞれ何度か合わせて弾いたり、難しい箇所はパートごとに弾いたりといった感じで練習はどんどん進んでいってあっという間に夕方でした。ビルの7階にある会場からは夕日の沈む江ノ島と富士山がとてもきれいに見えました。
17時をすぎると徐々に人が増えていき、私も小人さんと母、それに急遽来ることになった母の同僚を迎えにいったりと少しバタバタ…。気づけば会場はほぼ満席で、すし詰めに近い状態でした。そんな中、K先生の司会で会の始まりです。まずはとりあえず皆さんご飯を手元にどうぞというのに甘えてのんびり料理を取りにいったりしてました。チェロの演奏自体は3部構成で、たまたま私は最初の3曲分が聴衆だったのでその間に腹ごしらえなど。練習で聞いていた曲とはいえ、やっぱり本番は違いますね。最後までぴったりと美しく旋律が響き合うのは格別でした。最初こそ気楽に構えていられたけれど、2部に入って出番がくると少々緊張。いくら個々人の音が判別できないとわかっていても、やっぱりちゃんと弾きたいなぁと思うのですよ。『ジングルベル』を弾いて1曲休んで『主よ、人の望みの喜びよ』をどうにか弾いてしばし休憩。今回はサプライズで福引きがあって、先生が多分BGM用にチェロを弾いてくださってたのですが、あまりにも素敵すぎて福引きの間も気がそぞろ…お二人から目が離せませんでした。といってもそれは私だけでなく、カメラやビデオを持参されていた方々はしっかりばっちりカメラに収めた模様です。いいな~。先生の演奏を収める用にビデオが欲しくなってしまった。弾いてくださったのは小品が多かったのですが、どれも本当にうっとりするものでした。聴き馴染みのあるどちらかというとユーモラスな曲なのに、あんな『赤鼻のトナカイ』なんてアリですか!?と思ってしまうぐらい美しかった…。
K先生のお母様の司会にて福引きのプレゼント配布が終了すると、残り3曲、私は出ずっぱりでございます。『第九』『We wish you a Merry Christmas!』と弾いて、最後に『Merry Christmas Mr.Lawrence』だったのですが、最後の最後に大きなミスをやらかしてしまったのが残念でした。もうちょっとだ~と思って気が抜けたかも。はぁ。とりあえず「あ、違う!」と思ってすぐに修正できるところから入り直したけれど、周囲の人には大変迷惑だったと思います。反省。そういえば母に「にこやかに弾けば良いのに」と言われたのもあって、一応気にしてみたのだけれど、後でやっぱり小人さんに「仏頂面で弾いてるな~と思った」とか言われてしまったよ…。しかし仏頂面だなんて、こっちは真剣にやってるんだから、もうちょっと言い方に気を使ってもバチは当たらないのではないかなぁ。もぅ。
最後の曲が終わってからは、三々五々で解散でした。アンサンブルは自分のダメなところが浮き彫りになってちょっと辛いところもありつつ、他の人の音を聞いて合わせて弾いて、とけ込めたときの嬉しさはやっぱり比じゃないですね。こんなに長時間チェロを弾いたのも聞いたのも初めてでしたが、とても楽しかったです。小人さんや母にも「生音は迫力があって良いね」と言ってもらえたのも良かったし、また次にこういう会があったらぜひ参加したいと思います。とりあえずは次のコングレスですが、申込までまだまだあるのでその間にちょっとでも良い音が出せるように練習しておこうと思います。K先生、U先生、それに生徒のみなさま方、今日は本当にお世話になりました。次もまた、ぜひどうぞよろしくお願いします!
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