遠近法で描く中国 -2nd Season- -74ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

MSN産経ニュース「A・C クラーク氏死去」

イギリス生まれのSF作家としか、ぼくは知識として持っていませんでした。

しかし、イルカに関する1冊の本は、ぼくに大きな夢と、想像する楽しさを与えてくれるものでした。

 

『イルカの島』 (アマゾンでは、マーケットプレイスで入手可能です)

ストーリーは、家出をした少年が無断で船に乗り込み、見知らぬ島にたどり着きます。

そこはイルカの研究が行われている島で、彼は研究者たちの助手として、またイルカの友達として、新たな人生を始めるのです。

イルカの言葉を研究する場面や、少年の成長する姿の描き方がとても素晴らしいのです。

ラストでは、島がある危機に見舞われます。

そして少年がイルカに導かれて、島を救うための旅にでます。

このラスト・シーンでは、感動で涙があふれ出てきます。

 

まだたぶん、実家の本棚においてあるはずです。

次の帰国時に読みたくなりました。

 

クラーク氏の功績に敬意を表し、この素晴らしい本との出会いに感謝します。

 

合掌。

副題:the miracle book to enlich your life
著者:喜多川泰
発行:ディスカバー(単行本)

ジャンル:自己啓発/少年向け


帯に"ファンタジー自己啓発書"と書いてあるとおりの、主に若者向けに書かれた、やさしい文章による自己啓発書となっています。
小説、と勘違いして読んでみても良いと感じます。
なぜなら、若い人に自己啓発書を読めと言って読んでくれるとは限りませんよね。
著者は大学卒業後塾を経営しながら英語を教え、その経験と学習の中から執筆活動を始めました。
この作品がデビュー作です。


目次


衝動
出会い


「賢者の書」


序章~旅の始まり
第一の賢者
第二の賢者
第三の賢者
第四の賢者
第五の賢者
第六の賢者
第七の賢者
第八の賢者


発見
最後の賢者
新しい旅立ち


あとがき



14歳の少年が賢者を求めて世界の旅に出る、男子なら誰しも夢見るような物語でしょう。
賢者の教えを身につけるとパズルピースがもらえる、これもゲーム好きな若者の心を捉えようとしている工夫ですね。
しかし、この本のすごさはそのファンタジックな性質だけではありません。
ぼくも少しは読書をする者ですから、9人の賢者が話した、そして若者に教えた内容が、人間が健やかに育ち成長するための基本であることがすぐにわかります。
こんなやさしく、楽しい物語でいわゆる啓発書が生まれるとは、本当に驚きです。
また、各章の最後には賢者の教えが1頁ほどにまとめられています。
自分の人生に迷いがあった時、この部分だけを読み返しても、その答えがすぐに見える仕組みが創られています。
不変の人生哲学、成功指南書に縁のなかった人には、ぴったりの入門書ですし、少しはかじった覚えのある人には復習用の書となります。
多くの人にお勧めできます。
未来の賢者となる、我が息子にも読ませたい本です。



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ありがとうございます。

副題:議論を「見える化」する技法
著者:堀公俊、加藤彰
発行:日本経済新聞出版社(ソフトカバー)

ジャンル:ビジネス


主にホワイト・ボードを使った、会議や商談などの議事内容を、参加者全員で共有することを目的とし、そのための"技法"を、一部カラーも含めた豊富なイラストで紹介した、ファシリテーション・グラフィックの入門書であり、実践書です。
著者の堀氏は、日本ファシリテーション協会の会長を務められ、加藤氏もまた協会の理事を務めていらっしゃいます。

「日本ファシリテーション協会」ホーム・ページ
http://www.faj.or.jp/


目次


まえがき


第1章[基礎編]"議論を描けば話し合いが変わる"
1 ファシリテーション・グラフィックで会議が変わった!
2 ファシリテーション・グラフィックのメリット
3 ファシリテーション・グラフィックで会議を舵取りする
4 4つのステップで議論を描く ~ライティング~
5 3つの基本フォーマットを覚えよう ~レイアウト~


第2章[技術編]"ファシリテーション・グラフィック上達の6つのポイント"
1 道具を使いこなそう
2 描き方に工夫をこらそう
3 要約力を身につけよう
4 ポイント同士の関係を描こう
5 図解ツールを駆使しよう
6 レイアウトを極めよう


第3章[実践編]"ファシリテーション・グラフィックを使ってみよう"
1 いつでもどこでもファシグラ(FG)
2 定例の話し合いの場で
3 思いや問題意識をすり合わせる場で
4 網羅的な検討が必要な場で
5 自由に意見を述べ合うワーク・ショップで
6 自由奔放にアイディアを出しあう場で
7 実行計画に落とし込む場で
8 意志統一が必要な場で
9 ちょっとした打ち合わせの場で
10 進め方のレベル打ち合わせの場で


第4章[研究編]"ファシリテーターの頭の中を解剖する"
1 ちょっとした打ち合わせで
2 定例のミーティングで
3 合宿ワークショップで
4 意志決定の場で


第5章[熟達編]"ファシリテーション・グラフィックを極めるために"
1 進行と記録を両立させるには
2 議論を促進するグラフィックの描き方
3 1人でできる基礎トレーニング
4 もっと極めたい人のための頭のトレーニング


ブックガイド

あとがき

索引



隠しはしませんが、ワタクシmoonset、大学時代は学生議会の書記長を一年努めました。
数名の書記局というものを構成し、最終的にまとめたものを書記長名で記録として残すと言うものです。
特別に速記というものを学習したことはありませんが、昔から何か書くのは好きなほうで、適役ではなかったかと自負はしております。
もちろん、任命していただいたのは諸先輩方からでした。
そんな経歴もあり、議論の行方やそれをまとめるということには、ある種自分なりのこだわりも持っていました。
でも、流石にビジネスで通用する"スキル"となると格が違いますね。
いやこの本でみる限り、いかに楽しむかもポイントだといえるでしょう。


この本は、"書く"ではなく"描く"ことを主目的をしています。
もちろん会議や商談などは、人の言葉の織り重ねによって生まれるものです。
それを淡々と文章化するのではなく、"見える化"しようという試みなのです。


余談ですが、皆さまにご覧いただいているこのブログ名は、"遠近法で描く中国青島"とつけさせていただいております。
この際、青島でも相当な田舎であることには、ちょっと目を瞑ってくださいませ(笑み)。
遠近法という言葉は、片岡義男氏の著作『日本語の外へ』に影響されて使ってみたくなったのです。
描くと言う言葉、これはぼく自身も意識的かつ、潜在意識の中で選んだものです。
ご存じのとおり、このブログにはほとんど写真が登場しません。
あくまでぼく自身の言葉の中で、読んでいただく方に情景が浮かぶような、そんな"描き"方を意識して書いています。
それがどこまで伝わっているかどうかは、自分自身まだ修行が足りぬと、充分感じております。


ファシリテーション・グラフィックに話を戻しましょう。
ここでは本の表紙裏に書かれているFGの6つのメリットを紹介します。


①議論の全体像やポイントが見える
②議論のポイントにメンバーの意識を集中できる
③話し合いの共通の記録として残る
④発言を定着させて発言者に安心感を与える
⑤発言者と意見を分けるので冷静に議論ができる
⑥発想が広がり、達成感も高まる


だから→意見が出る!意見がかみ合う!意見がまとまる!

つまり→話し合いがハッピーになる!


のだそうです。
この本ではホワイトボードがなくてもFGが描けるいくつもの方法が紹介されています。
会議が退屈でいつも何も決まらない、と嘆いているあなた、この本を手にとってみてはいかがでしょう。


ぼくが一番先に面白いな、実行したいなと感じたのは、大きめのスケッチ・ブックを持ち歩くというアイディアでした。
ちょっと画家っぽく見えて、いいんじゃないですか♪
中国で、はたしてこんな田舎で、簡単に手に入るのだろうか。

ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)/堀 公俊
¥2,100
Amazon.co.jp



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