遠近法で描く中国 -2nd Season- -52ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

副題:「個人シンクタンク」の時代が始まる
著者:田坂広志
発行:PHP研究所/ 2007年5月 / PHPビジネス新書
ジャンル:ビジネス

「社会起業家フォーラム」などを運営される田坂氏の著作です。
なるほどと、感じるところが次々と、現れます。
著者の田坂氏は、たいへん魅力をもった文章を書かれる人だと感じました。


目次

第1部 「個人シンクタンク」の時代が始まる

第1話 プロフェッショナルは「個人シンクタンク」へと進化する
第2話 なぜ、個人でも「シンクタンク力」を身につけることができるのか
第3話 なぜ、プロフェッショナルは「進化」するのか
第4話 これから、プロフェッショナルの「能力」は、次々と進化していく

第2部 「個人シンクタンク」への進化 六つの戦略

第1話 「コンセプト・ベース」の戦略
第2話 「パーソナル・メディア」の戦略
第3話 「プロフェッショナル・フィード」の戦略
第4話 「アドバイザリー・コミュニティ」の戦略
第5話 「ムーブメント・プロジェクト」の戦略
第6話 「パーソナリティ・メッセージ」の戦略

終話 プロフェッショナルにとって「最高の戦略」とは何か

謝辞

プロフェッショナルとしての真価を目指す読者のために-自著を通してのガイド



共感した箇所のご紹介です。
まずは、背表紙から。
「「腕を磨く」だけでは活躍できない時代が始まった。(中略) プロフェッショナルは、ビジョン力やコンセプト力、メッセージ力やムーブメント力などの「7つのシンクタンク力」を身につけた「個人シンクタンク」へと進化しなければ、活躍できない。(中略) 本書では、ネット革命とウェブ2.0革命の「6つの革命」の本質を解き明かし、それらの革命を"追い風"とする「進化のための6つの戦略」を語る。」

本文からです。
「自分の業界で「これから何が起こるのか」の未来を予見し、
 自分の企業が「これから何をめざすのか」のビジョンを描き、
 自分の部署が「これから何を為すべきか」のコンセプトを語る。」(18頁)

「「知識社会」とは、「知識」が価値を失っていく社会である。」(42頁)

「プロフェッショナルの持つ「職業的な智恵」とは、単に、スキルやセンス、テクニックやノウハウといった「技術」ではないからである。

では、「職業的な智恵」とは何か。

「技術」+「心得」である。」(51頁)

「(その理由は、)「サーチ」という行為は、極めて「目的意識的」な情報入手の方法であるのに対して、「ウオッチ」という行為は、「方向感覚的」な情報入手の方法だからである。言葉を換えれば、「サーチ」は、「この情報を入手したい」という目的が明確な方法であり、「ウォッチ」は、「この場所から何かの有益な情報が得られるかもしれない」という方向感覚を大切にする方法である。
 そして、プロフェッショナルがネットを「ナレッジ・ベース」にするとき、この「方向感覚」を磨いておくことが、極めて重要になってくる。」(66頁)

「「個人シンクタンク」をめざすプロフェッショナルは、ただ、世の中にある情報や知識を、収集し、整理し、編集するだけでは、社会から期待される役割を果たせない。
 ネットの世界に溢れる無数の情報、その「情報洪水」の中から、トレンドを掴む、大局を感ずる、エピソードを味わう、物語を感じる、といった能力を発揮して、初めて「シンクタンク」としての役割を果たすことができるのである。」(68頁)

「(すなわち、)優れたプロフェッショナルから、「ノウハウ」や「智恵」を学ぼうと思うならば、そのプロフェッショナルのメッセージやビジョン、コンセプトから、断片的な「スキル」や「テクニック」を学ぼうとする姿勢では限界がある。何よりも、そのプロフェッショナルの「仕事のスタイル」や「人生の歩み方」、それらを含めた「人物の全体」から学ぼうとする姿勢が不可欠である。」(76頁)

「(では、)「共感」とは何か。

 それは、決して、相手の主張や考えに、表面的に「賛同」するということではない。

 それは、相手の主張や考えが、「その人にとっての真実」であることを、深い敬意を持って受け止めることである。」(84頁)

「「ネット革命」によって「パーソナル・メディア」を持つことは誰にでも容易にできるようになったが、そのメディアを通じて、定期的・継続的にメッセージを発信し続けることは、たとえ短いメッセージであろうとも、大きな努力が求められる。
 しかし、このことは「苦労が多い」ということを述べているのではない。
 「腕を磨ける」ということを述べている。」(89頁)

「(従って、)「個人シンクタンク」のパーソナル・メディアの戦略においては、まず「自分の意見や主張を載せる」ことから始めることが、かならずしもベストではない。
 むしろ、「読者の役に立つ情報や知識を整理して載せる」ことから始めるのが、最善策になることが多い。」(91頁)

「「メッセージ送信」というと、多くの人は、「自分の意見を、いかに説得力を持って主張するか」を考える傾向にあるが、実は、メッセージ送信においては、「自分の意見」を直接、強く主張するよりも、「自分が共感する意見を紹介する」という方法が、結果として、柔らかな説得力を持つことが多いのである。」(93頁)

「真のプロフェッショナルとは、他のプロフェッショナルの作品を鋭利に批判することで、自分を際立たせようとする人間ではない。他のプロフェッショナルの作品に対する敬意を失わず、他の作品から良き部分を学びながら、自分独自の個性的な作品を創り上げようとする人物のことである。」(98頁)

「では、「心の動く言葉」とは何か。
 それが「相手を感動させる言葉」でないとすれば、どのような言葉か。

 「智恵の宿った言葉」である。

 それを読んだ瞬間に、大切な智恵を感じ、何かの気づきが訪れ、深く考え込み、心が大きく動く、そうした言葉である。」(106頁)

「多くの優れたプロフェッショナルが、なぜ人間としての謙虚な姿勢を身につけているのか、その一つの理由は、プロフェッショナルとしての修業を通じて、この言葉の恐ろしさが分かってくるからである。「自分はまだ未熟者ではないか」との自覚が、自然に謙虚さを生み出すのであろう。」(124頁)

「(では、)メンバーに「共感」するとは、何か。
 コミュニティのメンバーに対して、自ら深く「共感」するとは、いかなる意味か。
 ここでも、最も大切な心構えを述べよう。

 深い「縁」を感じること。
 その「縁」を大切にすること。」(142頁)

「(もとより、)いま、我々の直面する問題を解決するために、深く「考える」べきことも数多くある。しかし、一方で、いま、この社会において、我々の「共感力」「想像力」「物語力」などの「感じる力」が衰えていることが、様々な問題を生み出していることも事実である。」(180頁)

心に響いた言葉は、「求められている」人ではなく、「活躍できる」人材になれ、ということでした。
ある程度インターネットの知識のある方なら、この本は容易に理解できます。
「Web 2.0」時代を生きる、我々の世代向けの内容になっています。


追記:2008年4月に一度、ご紹介した本です。
今回読み直したのをきっかけに、大幅に内容を改めました。
以前の記事は、これを換わりにして、削除します。



プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)/田坂 広志

¥840
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副題:お客がお客を連れてくる実践プログラム
著者:神田昌典(実践マーケッター)
発行:フォレスト出版 / 2001年3月 / 単行本

全国2500社以上の顧客から信頼される"実践マーケッター"神田氏が、500社を超える成功実績が実証する口コミの作り方、起こし方を親切にまとめた本です。


[目次]

第1章 井戸が枯れる前に水を汲め!
第2章 「口コミの五つの常識」を大研究する!
第3章 お客がしゃべりたくなる会社、無視する会社
第4章 あなたの会社で、口コミをコントロールするには
第5章 口コミを伝染させ、売上アップも同時に実現する5ステップ・プログラム

あとがき
518社の成功実績


共感した箇所のご紹介です。
「勝ち組と負け組には、はっきりとした差がある。その差とは、何か?
 勝ち組は、変化を楽しむことができるのだ。過去のルールや、成功体験を捨て去るいさぎよさを持っている。
 一方、負け組は、いままでの成功体験にしがみつき、過去の延長で競争している。これでは、頑張れば頑張るほど、体力を消耗させる。」(20頁)

「口コミに関する一般テスト

 問い:次の文章のうち、口コミに関して適切な記述と思われるものには○を、不適切と思われるものには×をつけなさい。

( ) 顧客満足を高めることにより、口コミは起こる
( ) 商品品質を良くすれば、口コミは起こる
( ) 良い口コミよりも、悪い口コミのほうが、早く伝染する
( ) 口コミは、お客がするものである
( ) 口コミとは、どんな業界でも、最高の宣伝媒体である」(52頁)
→答えは、全て×だそうです。理由は、本書でどうぞ。

「広告宣伝を三年後に終わらせるためには、好調なときに、十分、顧客を稼いでおき、そのときから口コミ、紹介のシステム構築を準備する。」(50頁)
→広告宣伝は商品が成熟期にはいる、三年前までに終わらせるというのが、神田氏の理論です。

「何でもかんでも期待させるよりは、できないことは、できないと言う。「うちは何と何はできません。その代り、これは最高です」と言ったほうが、真実味がある。お客は、はじめの「何と何はできません」という部分を聞いて、「この会社は正直だ」と思う。その結果、次に続く言葉「これは最高です」を無条件で信用してしまうのである」(59頁)

「(このように)口コミになるには、商品品質だけではなく、劇的な体験や、伝言ゲームをスムーズに行っていくための仕掛けが必要になる。」(62頁)

「「口コミはお客がするもの」との常識がある。ところが、口コミは社内から起こる。なぜならば、簡単なこと。会社からの情報発信がなければ、お客には情報が届かないからだ。情報がなければ、お客は話題にしようにもできない。」(72頁)

「満足度調査をやると、お客はマルを付けるだけ。コミュニケーションにならない。」(73頁)

「人は物語を覚えやすい。そして物語は、人に伝えやすい。」(105頁)

「(このように)敵とミッション(使命感)は、裏腹の関係にある。
 あなたの会社に敵が見出せないのは、あなたの会社にこの「ミッション」がないからである。
 ミッションがない会社は、顔がない。消費者が尊敬しない。口コミにならない。ブランドを築けない。社員が結束しない。当然、儲からない。」(115頁)

「共感というのは、表の欲求から起こるのではなく、裏の欲求から起こる。
 表の欲求は、建前。裏の欲求は、本音。表の欲求は、目で見てわかるもの。裏の欲求は、想像してわかるもの。表の欲求は、誰でもわかる。裏の欲求は、共感してわかるものである。」(122頁)

「「一体、お客は、どんなことに夜も眠れぬほど、怒りや不安を感じているか?」
 「一体、お客は、どんなことに抑えきれない喜びを感じているか?」」(124頁)

「すべてのお客を愛そうとするから、誰も愛せない。潔く、いらないお客は、ゴミ箱に捨てる。こうすることにより、逆に、この会社に選ばれたお客は、自分のコミュニティを感じることになる」(143頁)

「伝言ゲームは、伝えるメッセージが複雑だと、間違って伝わってしまう。それだけ人間の記憶は不確かなのだ。だから、誰にでも直観的にわかる、簡潔なメッセージにしなければならない。」(174頁)

「ニュースレターとは、文字通り、近況(ニュース)を伝える手紙(レター)である。手紙であるから、カラーでキレイに印刷する必要はない。ところが多くの会社のニュースレターは、大企業の通信誌に似せて、キレイに印刷してしまう。
 実は、これが失敗への第一歩なのだ。」(216頁)

「(このように)伝言ゲームを正確に行っていくためには、その際に、渡せる簡単なツールが必要だ。ポイントは、携帯できるかどうか? そして、配りやすいかどうか?
 このツールを、伝染力のある人に大量に配る。
 一度作ってしまえば、あとは、お客が伝道してくれる。」(230頁)

「最近のお客の悩みというのは、あまりに商品情報が氾濫していて、何を、どういう基準で選んでいいのか、分からないということだ。その結果、最も簡単な購買判断の基準として、安い価値を求める。つまり、お客が安い価値に流れるのは、最安値の商品をお客が求めているのわけではなく、良い商品の見分け方を教えない売り手の責任である。」(233頁)


言葉は綺麗ではないかもしれませんが、「あっ、そうだな」と気づく箇所の多い本です。
全箇所参考になります。読み物としても面白いです。
最後に神田氏は、「伝染させるツール」として、小冊子を創ることを挙げています。
ぼく自身のビジネスが次のステップに進むときには、実際小冊子創りに挑戦してみようと思います。
新しい切り口でマーケットを開きたい人に、低予算で、その気になれば「簡単に」できる指南書をお勧めします。


追記:2008年5月に一度、ご紹介した本です。
今回読み直したのをきっかけに、大幅に内容を改めました。
以前の記事は、これを換わりにして、削除します。


口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム/神田 昌典

¥1,575
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英題:from Coach to Awakener
副題:クライアントに「目標達成」「問題解決」「人生の変化」をもたらすNLPコーチングの道具箱。
著者:ロバート・ディルツ
訳者:佐藤志緒
監訳:田近秀敏
発行;VOICE / 2006年12月 / 単行本
ジャンル:コーチング

サブタイトル通りに、NLP(神経言語プログラミング)を使ったコーチングの道具箱です。
目次をご覧いただくと解りますが、単にコーチに留まった内容ではありません。

[目次]

はじめに

序章
 NLPとコーチング
 個人と組織における学習と変化のレベル
 学習と変化のためのサポートレベル - 広義のコーチングのための指針

第1章 ケアテイキングとガイディング
 ケアテイカーの道具箱(1) - サイコジオグラフィ
 ケアテイカーの道具箱(2) - ガーディアン・エンジェル(守護天使)
 ガイドの道具箱(1) - マッピング、メタファー、インタービジョン
 ガイドの道具箱(2) - セルフマッピングと因果ループ
 要約

第2章 コーチング
 コーチングの道具箱(1) - 目標設定
 コーチングの道具箱(2) - 適切な成果
 イルカの寓話
 コーチングの道具箱(3) - フィードバックとストレッチ
 コーチングの道具箱(4) - 対照分析と「マッピング・アクロス」
 コーチングの道具箱(5) - アンカリング
 要約

第3章 ティーチング
 表象チャネル
 ティーチングの道具箱(1) - 学習スタイルの評価質問集
 ティーチングの道具箱(2) - 成功を視覚化し「メンタル・リハーサル」を行う
 ティーチングの道具箱(3) - 内的状態のマネジメント
 モデリング能力
 ティーチングの道具箱(4) - T.O.T.E,モデルの質問
 ティーチングの道具箱(5) - 効果的なT.O.T.E.に対するマッピング・アクロス
 ティーチングの道具箱(6) - 協同学習
 ティーチングの道具箱(7) - 「失敗」の代わりにフィードバックに焦点を当てる
 コミュニケーションと人間関係における基本的な知覚位置
 ティーチングの道具箱(8) - 「第二のポジション」の観点を確立する
 ティーチングの道具箱(9) - メタマッピング
 イマジニアリング(想像工学)
 ティーチングの道具箱(10) - イマジニアリング・コーチング・フォーマット
 要約

第4章 メンタリング
 役割モデル
 メンタリングの道具箱(1) - 内なるメンターを確立する
 メンタリングの道具箱(2) - 価値監査
 メンタリングの道具箱(3) - 変化のためにアライアントを創る
 メンタリングの道具箱(4) - 価値に一致した行動をとる
 メンタリングの道具箱(5) - 価値のプランニング
 メンタリングの道具箱(6) - 習慣の確立
 信念のシステム化と変化
 メンタリングの道具箱(7) - 信念の判定
 メンタリングの道具箱(8) - 内なるメンターを使って確信を育み、信念を強める
 メンタリングの道具箱(9) - アズ・イフ・フレーム
 リフレーミング
 メンタリングの道具箱(10) - 「一語リフレーミング」の応用
 メンタリングの道具箱(11) - 価値の架け橋
 クリティックと批判のリフレーミング
 メンタリングの道具箱(12) - クリティックをアドバイザーにする
 要約

第5章 スポンサーシップ
 スポンサーシップの例
 スポンサーシップ技術
 スポンサーシップの道具箱(1) - あなたのリソースの「源泉」を探す
 スポンサーシップの道具箱(2) - アクティブ・センタリング
 スポンサーシップの道具箱(3) - 傾聴のパートナーシップ
 スポンサーシップの道具箱(4) - 「私は見ています」「私は感じています」のエクササイズ
 英雄の旅
 スポンサーシップの道具箱(5) - 英雄の旅をマッピングする
 スポンサーシップの道具箱(6) - 英雄の旅を始める
 元型エネルギー
 スポンサーシップの道具箱(7) - 元型エネルギーの共同後見
 スポンサーシップの道具箱(8) - 適切なネーミング
 スポンサーシップの道具箱(9) - 可能性を後見する
 スポンサーシップの道具箱(10) - 集団のためのスポンサーシップ・フォーマット
 スポンサーシップの道具箱(11) - スポンサー喪失からの回復
 要約

第6章 アウェイクニング
 知らない、わからない
 アップタイム
 アウェイクナーの道具箱(1) - 「アップタイム状態」のアンカーを作る 
 無意識を利用する
 アウェイクナーの道具箱(2) - アクティブ・ドリーミング
アウェイクナーの道具箱(3) - 自由への目覚め
 ダブルバインド
 アウェイクナーの道具箱(4) - ダブルバインドを超越する
 アウェイクナーの道具箱(5) - 肯定的ダブルバインドを作る
 ベイトソンの「変化と学習のレベル」
 サバイバル・ストラデジー
 アウェイクナーの道具箱(6) - ベイトソンの「変化と学習のレベル」に従い、サバイバル・ストラデジーを更新する
 要約

終章
 ケアテイカーからアウェイクナーへの「一本道」を創る
 「広義のコーチ」のアラインメント・プロセス

あとがき


共感した箇所のご紹介です。
「本書の構成の要となるのは、「ニューロロジカル・レベル(神経学的論理レベル)」です。(中略)その基本となるのは、「人間の学習と変化のレベルには階層がある。上位のレベルは必ず下位のレベルに影響し、何らかの変化を起こす」というものです。六つのレベルとは、下から順番に言うと次のようになります。

(1) 環境
(2) 行動
(3) 能力
(4) 信念・価値観
(5) 自己認識(アイデンティティ)
(6) スピリテュアル(自分という枠を超え、より大きなシステムの一部であると感じるレベル)

 ニューロロジカル・レベルは、「この階層の各レベルは、異なる構造と機能を持っている」という前提に立っています、つまり、各レベルで変化を生み出すためには、次のような異なるタイプの援助が必要なのです。

(1) 新しい環境を学習するには「ガイディング(案内)」
(2) 行動を改善するには「コーチング(指導)」
(3) 新たな能力を身につけるには「ティーチング(教授)」
(4) 信念・価値観を強化するには「メンタリング(助言)」
(5) 自己認識レベルの成長を促すには「スポンサリング(後見)」
(6) スピリチュアルな意識を高めるには「アウェイクニング(覚醒)」

 各レベルで望ましい結果に到達するには、効果的な道具が欠かせません。この本では、それぞれのレベルにふさわしい"道具箱"を提供していきたいと思います。」(12-13頁/「はじめに」より)

「NLP(神経言語プログラミング)は、1970年代にリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーを創始者として開発されたコミュニケーション技法の体系であって、卓越性の芸術であり、また天才的な人々のパターンを発見する科学です。」(452頁/「監訳者あとがき」より)


NLPについて書かれた本としては、かなり丁寧に創られていると感じました。
それほど心理学などの専門用語も出てきません。
基本的なNLPの知識は、ないよりはあったほうが、理解の助けにはなって良いかと思います。
各章の後に要約が付けられているところも親切です。
最後に贅沢をいうなら、索引が欲しかったということです。
それぞれの道具をどう使うかについては、ご紹介しませんでしたがかなり豊富に解説されています。
コーチングって難しいだろうな、と思っているあなたにこそ、お勧めです。



ロバート・ディルツ博士のNLPコーチング/ロバート・ディルツ

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