著者:片岡義男
発行:朝日新聞出版 / 2016年9月 / 単行本
ジャンル:短編小説
<目次>
豆大福と珈琲
深煎りでコロンビアを200グラム
鯛焼きの出前いたします
この珈琲は小説になるか
桜の花びらひとつ
小説とはいえども、豆大福を菓子皿に乗せて、ナイフで切ってデザート・フォークで食べる日本人を描けるのは、片岡義男氏以外、存在しないとも思える、ファン期待どおりの片岡ワールドを魅せてくれる、珈琲を主題とした短編5篇による小説集です。
素敵な女性をうしろから、その多くは階段やエスカレーターから、描きはじめて、髪のつくりを褒めて全身の美しさを表現していく定番コースが健在だったり、
両親が仕事でアメリカに移住することになり、父親が7歳の息子に発する言葉が「きみも来るかい」で、少年の応えが「いきません」なんて、心地よいシーンも満載です。